レラに帰ってきた翌日は帰国の20日。午前中にSevincがレラ近くのWasserschloss(水の城)とRheinfelden(ラインフェルデン)を車で案内してくれた。
すぐ隣のInzlimgen(インツリンゲン)村の、Wasserschloss(水の城)に立ち寄る。このお城は、1511年に建てられたもので、現在は村の集会所、レストランとして使用されている。後背の丘陵地からの沢水をためた池の真ん中にお城があり、まるでお城が水の中に浮いているように見える。前夜の夕立の影響で池の水が濁っていたが、美しい城であることには変わりなかった。
水に浮かんだように見えるWasserschloss
お城の周りを散策した後、車で丘陵地を下りRheinfelden(ドイツ)の街に。ライン川沿いの公共駐車場に車を停めて、徒歩でRheinbrucke(ライン橋)を渡り、スイス領Rheinfeldenの旧市街に。国境はライ川の中央に引かれているで、橋の途中が国境。この橋は歩行者専用で、特別の許可を得た車、バスしか利用できない。
ライン川右岸(ドイツ側)からライン橋を望む
ラインの水はきれい
ライン橋から下流を望む(右はドイツ領のレストラン)
ライン橋からRheinfelden(スイス領)の街は、ぎりぎりまで家が立ち並んでいる
ライン橋での監視カメラ。右側はライン川の小島の公園
許可が要ることを知らないサイクリストがこの橋を渡ると、自動的に発光し写真が撮られるシステムで、橋への自転車の乗り入れが厳しく規制されている。この橋のスイス寄りに小さな島があり、公園となっている。島の階段を降りるとライン川の水辺まで行ける。スイス領Rheinfeldenの旧市街では古い建物が良く保存されている。メインストリート・MarktgasseとKupfergasse(クップファーガッセ)を中心に街を散策。
Marktgasse沿いに建つ古い建物
突き当たりにKupfer/storcehnnesttrum塔がある。この塔の名前は訳すると銅塔/コウノトリ塔と二つの名前がつけられている。塔を見上げると塔の屋根にコウノトリの大きな巣があって、つがいが子育て中。
子育て中のコウノトリのつがい
スイス、ドイツの国境近くの街では、高い建物の屋根にコウノトリが巣造りをする。コウノトリはヨーロッパでも日本と同様に幸せを運ぶ鳥として非常に大切にされている。木の枝で編み上げられた大きな巣が、屋根の上に。しかしよく見ると、屋根の上に架台が設けられていて、フラットな架台の上に巣があるのがわかる。何年もこの場所に巣が作られ、地元の方が巣作りしやすいように架台を設けたものであろう。コウノトリ塔を進むと、ふれあい動物園。
子供達が動物に興味津々
更にまっすぐ進むと、市公園(Stadtpark)に。自然豊かで、さっそくリスに遭遇。
公園ではリスが出迎えてくれた
来た道を引き返し、橋近くのケーキ屋さんで休憩。
ライ川に建つ漁師の家(待ち網があった)
ライン橋のたもとのケーキ屋さんからの眺め(橋の小島から続く中州が見える)
休憩後、昼前にレラに帰った。
続く