大神神社参拝

大神神社前を通過した際に立派な大鳥居を見て、いつか訪ねたいと思っていたものの、コロナ騒動で行く機会を逸していた。「おとな旅」を始め多くのテレビ番組で大神神社が紹介されたこと、大神神社の摂社に私の専門である水にまつわる神社・狭井(さい)神社があることから興味がますます高まっていた。
今回、薬師寺拝観の足で、大神神社を訪れた。大鳥居をくぐると左右に無料の駐車場。そこから徒歩で参道を進み、二の鳥居に。ここから拝殿までの鬱蒼とした坂道を進む。両脇には献灯が並ぶ。この状況は春日大社にそっくりである。

二の鳥居

拝殿への参道

拝殿前の石段を上がり、拝殿に。大神神社の御神体は、背後の三輪山で、拝殿越しに参拝する。

拝殿前の石段

大神神社の拝殿
その後、拝殿の左手の祈祷殿を超えて、狭井神社に。結構な登りの参道を進むと、神社前の鳥居に。狭井神社は三輪の神様の荒魂を祀っており、強い神の力を持つことから、病気平癒の神社として信仰されている。このことから、参道の両脇には製薬会社から献灯された灯籠が並ぶ。

狭井神社参道

狭井神社拝殿

拝殿で参拝した後、拝殿の左奥に進むと、病気平癒に霊験のある薬井戸がある。ここから出る水は三輪山から湧き出た霊水で、自由にこの霊水を飲むことができる。注ぎ口の上にあるボタンを押し、備え付けの紙コップに霊水を受ける。飲んでみたが、なめらかな口当たりであった。

薬井戸

丸いボタンを押すと霊水が出る

狭井神社の拝殿右手には、三輪山登拝口がある。登拝するには、9時から12時までの間に申し込まなければならない。

三輪山登拝口
狭井神社の参拝を終えて少し下った右手に、大神神社の末社である市杵島姫(いちきしまひめ)神社に。朱色の社殿は鎮女池の中島にある。この神社の御祭神、市杵島姫命で水の守護神とされる。

鎮女池

鎮女池のほとりに、三島由紀夫が揮ごうした記念碑があった。説明文では、古神道の研究で大神神社参拝や三輪山登拝をして大いに感銘を受けた三島が色紙に「清明」としたためとある。後日三島から寄せられた感懐には、「・・・・・大神神社の神域は、ただ清明の一語に尽き、神のおん懐ろに抱かれて過ごした日夜は終生忘れえぬ思ひ出であります。・・・」

三島由紀夫が揮ごうした記念碑
その後、参道を下り、駐車場に。駐車場から三輪山を一望できた。

駐車場から三輪山を望む
少し遅い昼食は、大鳥居から1㎞の三輪山本で。極細の冷やし三輪そーめんと柿の葉寿司を頂いた。

冷やしそーめん

薬師寺東塔・西塔特別公開

薬師寺東塔(国宝)の修復修理が終わり、落慶法要がこの平成5年4月21日に行われた。これに合わせて、東塔と西塔の特別公開(平成5年4月29日―平成6年1月15日)が行われていることから、10月2日(月)に写経の奉納に合わせて薬師寺にお参りしてきた。中村晋作(文化勲章受章者)作の「釈迦八相像」が新たに造仏され、東塔と西塔にそれぞれ四相像(計八相像)が安置された。この「釈迦八相像」が一般に公開され大きな注目を集めている。

駐車場から薬師寺正門への参道

世界遺産・薬師寺

東塔・西塔特別公開
東塔は平成21年より12年かけて、初めてとなる全面解体修理が行われた。これで、東西両塔を有する薬師寺大伽藍が完成したことになる。これまで、薬師寺は何度となく訪れてきたが、いつもどこかで修復工事が行われ、全面的な完成が待ち遠しかった。今回は天候にも恵まれ、早くに到着したことで観光客も少なく、壮麗な大伽藍をゆっくりと楽しむことができた。

改修を終えた東塔(国宝・白鳳時代)

西塔(1981年再建)

境内からの東塔の眺め

東塔(左)と金堂(1976年再建)

大講堂(2003年再建)

東院堂(国宝・鎌倉時代)

写経道場の前からの玄奘三蔵院伽藍(1991年建立)の眺め

食堂の裏で見つけたムラサキシキブ

釈迦八相像は、東塔には収められたお釈迦様の前半生をあらわした「入胎」、「受生」、「受楽」、「苦行」の四相像と、西塔に収められたお釈迦様の後半生を表した「成道」、「転法輪」、「涅槃」、「分舎利」の四相像からなる。お釈迦様の生涯を描いた彫刻の八相像は比類がないとのことである。公開は来年1月15日まで、拝観をお勧めする。

「受生」像(パンフレットから)