熊野三山の旅

10月21―23日、同窓会で南紀白浜と勝浦に出かけてきました。
台風27号の影響で、22日と23日の観光は生憎雨にたたられました。この地は何度と訪れていますが、今回はこれまでに訪れていない熊野古道ウオークが組み込まれたのですが、雨のため残念ながら中止となり、熊野三山(熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社)参りと、

ウオータージェット船による瀞峡観光にメインになってしまいました。
勝浦から那智の滝へ向かう途中に熊野川をわたりましたが、護岸には土嚢が積まれている箇所とブルーシートに覆われた箇所が続き、平成23年9月の台風12号の水害の大きさを実感。

熊野川の護岸修復工事の様子
その後、世界遺産、日本の滝100選、日本の名水100選に選ばれている那智の滝に。滝に向かう山道の杉並木の合間から、水害で被害を受けた箇所の重機を使っての修復工事が急ピッチで進んでいる様子が見えました。

急ピッチで進む修復工事

台風の影響の雨で水量が増え、那智の滝は勇壮でしたが、水害の影響で滝壺から流されてきたと思われる大きな岩が積み重なり、滝見台から滝壺を見ることはできませんでした。

滝見台からの那智の滝

滝見台の下にある延命長寿のお滝水
熊野速玉神社を参拝した後、残りの三山、熊野本宮大社に向かいました。熊野川を168号線で遡り本宮大社の向かう途中バスガイドさんから、熊野川の水害の様子の説明がありました。その中で、国道沿いの道の駅が流されたとの話を聞き、想像を絶する洪水の規模であったことを知ることになりました。熊野本宮大社を参拝のあと、ウオータージェット船の発着場である志古に到着。ここの発着場の建物も流され、再建されたそうです。ジェット船は、社員の必死の努力で流出を免れたことでした。

流出を免れたウオータージェット船を発着場から望む(洪水時の推移はこの手すりまで!!)

発着場に貼られていた水害の様子を示す写真

 
今回は、50年振りに何人かの同窓生に会えたことも嬉しかったですが、水の破壊力の大きさを再認識する旅となりました。