横浜で最も有名な山下公園を久しぶりに散策しました。
山下公園は関東大震災で発生したがれきを埋め立てて作られた公園で、海への眺望が素晴らしく、多くの観光客を集めています。海に面した公園には、大きな樹木が育っていて木陰が沢山あり、手入れされた花壇が公園を色取り、海を向いて沢山のベンチが置かれ、市民の憩いの場になっています。
レトロな建物が残る海岸通り
山下公園からニューグランドホテルを望む
山下公園からホテルモントレー横浜を望む
海岸沿いの遊歩道
横浜港を望むベンチと手入れされた花壇
山下公園からランドマークタワー、パシフィコ横浜を望む
埠頭にはバミューダ船籍の大型クルーズ船・ダイアモンド・プリンセス号(長崎の三菱重工で建造された11.6万トン、全長290m、全幅37.5m、乗客定員2,670人のクルーズ船)が着岸していました。これほどの大型のクルーズ船を自分の目で見るのは初めて、兎に角その大きさに驚きました。外国人の観光客を乗せた世界一周のクルーズの途中に横浜に寄港したのかと思っていましたが、ネットで調べてみると、手ごろな値段で横浜港を拠点に韓国、北海道、温泉を巡るクルーズを展開中で横浜に帰港している状態とのこと。団塊の世帯にターゲットを絞った旅行ビジネスで、いいところに目をつけていると感心しました。
横浜港に寄港中のダイアモンドプリンセス号
ちなみに、ネットでの情報では、このクルーズ船はディーゼルとガス・タービンを組み合わせた発電機と、海に一切投棄しない廃物処理装置を備えるなど、地球環境を配慮している点でも一目おかれる客船とのことです。
また山下公園には、日本郵船が1930年に就航させた貨客船で、長らく北太平洋航路で運航された氷川丸が、運航終了後係留、保存されています。この氷川丸は貴重な産業遺産として2003年に横浜市指定有形文化財の指定を受け、2008年から一般に「日本郵船氷川丸」として公開。
山下公園に係留されている氷川丸
今回、時間があったので駆け足で船内を見て回りました。
一等客室、一等食堂、一等読書室、一等社交室、一等喫煙室、一等児童室、操舵室、船長室、三等客室、機関室と見て回り、当時をしのびました。
氷川丸の操舵室からの眺め
氷川丸のデッキから山下公園を望む