古川植物園(2022年12月8日)

ベランダで育てている、ポンセチアとデンマーク・カクタスを紹介する。

3年続けて頂いたポンセチアが今年も色づいた。日当たりのいい南側のベランダでは、夏場には葉焼けするので、北側のベランダで夏を越させている。9月中旬から南側のベランダに移動。午後6時には鉢を段ボール箱に入れ、玄関で短日処理を始める。1か月で先端部の葉がほのかに色づく。先端部の葉が赤く変わった1カ月半で短日処理を終える。11月中旬から市販のポンセチアらしくなり、11月末には赤い葉の中心に黄色い花をつける。

左の株が2年目、真ん中の株が3年目、右端の株が4年目

上段の2年目の株が一番元気

2年目の株

ポインセチアの花

一番古い株は、4年目で3回色づかせたことになる。3株を並べてみると、壮観である。これまで、植え替えを一度も行っていないにも関わらず、3回も続けて色づきに成功したことは自分でも驚きでもある。短日処理にはホームセンターで購入した段ボールを使っているが、玄関スペースの制約もあり、これ以上背丈を伸ばすことが難しい。来年は、これまでの栽培経験を活かして、春に段ボールに収まるサイズに思い切って選定する計画である。
短日処理期間中に、誤って側枝を折ってしまった。元気のいい枝だったので、そのまま水に差していたところ、枯れることなく元気。根は出ないが、試しに鉢に植えてみたところ、根付いて、しかも先端の葉が色づいてきた。ポンセチアは簡単に挿し木で増やすことができる。これ以上増やすと大変なことになると家内からは反対の声が。

挿し木した枝も赤く色づき、花をつける

次に、デンマークカクタスを紹介する。3年前に園芸店で買った白い花のデンマークカクタスが、昨年に続いて今年も見事に花をつけた。ネットからの情報をもとにして、夏場は直射日光の当たらない東側のベランダで育て、夏に剪定をした。10月になると葉先に蕾がつくので、日当たりにいい南側のベランダに移す。赤いデンマークカクタスは花を付けるのは2回目。剪定した元気のいい葉をサボテンの土に挿して増やしたところ、すぐに花をつけることがわかり、来年はデンマークカクタスの鉢も増えそうである。

手前の白い株は3年目、奥の赤い株は2年目のデンマークカクタス

左側の小さな鉢は春に剪定した葉を挿し葉した株についた花

新型コロナの感染が続くなか、ベランダでの園芸が息抜きになっている。新型コロナ前は、栽培の簡単でポトス、シダ、オリズルラン、モンステラ等の観葉植物の栽培がメインであったが、新型コロナ以降は、家にいる時間が増え、手入れに手間のかかる花卉植物を増やしてきた。多肉植物のカランコエも数年花を咲かせることに成功したが、水やりが難しい。今年は、多くのカランコエにうどんこ病が発生し、現在元気に残ったのは2株のみ。これは今年も元気に花をつけ長く楽しませてくれそうである。

うどんこ病を免れ元気に花をつけたカランコエ

自宅近郊の紅葉

新型コロナの感染拡大以降の自粛生活のお陰?で、近郊をウオーキングするのが日課の毎日。気分転換を図るため、ウオーキングのコースを変えている。

主なコースは、大川コース、天神橋筋商店街コース、天満橋コース、京橋コース、都島橋コース等。これらのコースを40分から1時間かけてウオーキングする。見慣れている景色だが、今回紅葉した様子を写真に撮ってみると、思いのほか綺麗であったので紹介する。

まず、自宅から自転車で10分の銀杏並木で有名な「御堂筋」から。

日銀大阪支店前の大銀杏


大阪市役所前の2025年大阪万博宣伝看板

淀屋橋交差点にあったビルが再開発されことになり、建設工事が始まったばかり。2025年暮れには御堂筋を挟んで、高層ビルが2棟(東地区には地上31階のビル、西地区には地上29階のビル)御堂筋の入口に建てられる計画。御堂筋は長らく高さ制限(原則50m、最大60m)されていたが、2013年にこの制限が撤廃され、御堂筋沿いで多くの高層ビルが建設されている。

淀屋橋の交差点で始まった再開発(西地区で、工事用のクレーンが見える)

今後、御堂筋沿いの側道の車線が廃止され、広い遊歩道が整備されるとのこと。セットバックした高層ビルの前の公開空地も活用して、この遊歩道が大阪のシンボルとなる斬新的な遊歩道になることを期待したい。

銀杏が紅葉した御堂筋


北御堂前の銀杏


遊歩道となる御堂筋沿いの西側の側道

一番気に入っているウオーキングコースが、自宅からすぐの大川沿い桜ノ宮公園。大川沿いであることから、他よりも早く紅葉する。(大川沿いの桜は有名で、その開花の様子は、2022年4月6日にアップしたブログで紹介している)

大川沿いの桜の紅葉。右は銀橋から見た桜の紅葉

大川沿いの桜の紅葉


紅葉した落ち葉の絨毯

桜の通り抜けで有名な造幣局の八重桜も紅葉(柵の向こう側)


紅葉したサトウカエデ

造幣局正門の紅葉した大銀杏(数年前に手入れで大幅に枝打ちされ、枯れてしまうのではないかと心配したが復活しつつある)

桜ノ宮公園の紅葉したメタセコイア

このブログで2022年6月26日に紹介した、瓢箪池(蓮池として有名)のすぐ横に「藤田邸跡公園」がある。大阪を代表する実業家で藤田財閥の創業者・藤田善三郎の本邸に作庭された庭園である。現在は都市公園・桜之宮公園の一部として10時から16時、公園として一般開放されている。梅、桜が綺麗であるが、広い芝生があることから休日には家族連れで賑わう。この公園の側に、リニューアルされ、今年4月に再開された藤田伝三郎のコレクションを所蔵する「藤田美術館」がある。この美術館、大きくはないが、国宝9点、重要文化財53点を含め、2000点が所蔵されている。中でも、瑠璃色に輝く国宝の「曜変天目茶碗」は有名。まだ訪れたことのない方には必見の美術館である。美術館の再開に伴って中庭も無料で一般に公開されている。ここの紅葉がきれいので紹介する。

藤田美術館の入口


多宝塔と庭園、右側の建物が美術館

美術館の裏にある紅葉の紅葉

公園や緑が少ないとされる大阪市であるが、良く観察すると身近に思いのほか癒され自然がある。