第3回大阪城トライアスロンが9月22日(日)に開催された。ウオーキングを兼ねて応援に出かけた。
この大阪城トライアスロンは2017年に始まり、今年が3回目となる。大阪城には城の周りに東西南北の外堀があるが、大阪城トライアスロンに使用されるのは、東外堀。この東外堀の水源は、大阪市城東区にある中浜下水処理場の高度処理水。下水中の窒素、リン濃度を低減した後、砂ろ過した高度処理水である。高度処理水とはいえ、富栄養化を防止する濃度レベルの水質ではないので、堀の水の色は緑色で水草が繁茂し、ここがトライアスロンのスイムの会場になるとは?大会組織委員会では、大会の前に東外堀の水質検査をして、国際トライアスロン連合の定める基準値をクリアーしていることを確認し、大会を実施しているとのこと。
第1回の大会では、MBSの山中真アナウンサーがこの大会に挑戦し、“ちちんぷいぷい”で取り上げられ大きな話題となった。山中アナウンサーのブログでは、
「前日の雨のせいもあったのか水中はかなり濁ってて視界は20cmくらい、まるで味噌汁の中かというくらい茶色かったし。匂いはくさいというほどではなかったけど自然と歴史の詰まった匂いがそれなりにしまして。まぁ泳ぎ始めたら全然気にならないレベルでしたけどね。」
主催者は、東外堀にマイクロバブル発生装置を設置して水質改善を試みている。
2021年には、中浜下水処理場で膜分離活性汚泥法による超高度処理が始まる予定。この超高度処理水が東外堀にも供給されることで、東外堀の水質改善が進み、より快適なスイム環境が整うことを期待したい。
午後1時半にスプリントのスイムスタート台に並ぶ選手
スプリントでは飛び込むのではなく水に入った状態からスタート
スプリントのスイムは750m
折り返し点の黄色いブイ
スイムの2位、3位の外国人選手
バイクへの乗り換え(トランジット)
18.7kmのバイクコース(最初は大阪城公園内の道路を使うが、大半は外周道路を使う)
最後の5㎞の大阪城公園内のランコース
トライアスロンを見るのは初めてだが、予想した以上に参加者が多く、その参加者を応援する家族、友人で大阪城公園は人であふれていた。