「ロッテワールド瀋陽」開業

長らく建設中であったロッテワールド瀋陽のロッテデパートとロッテマートが2014年5月に先行オープンした。最終的には、シネコン(今年の9月にオープン)、ホテル、マンションが加わって、2017年に全体が完成する予定です。
現在、ロッテグループは、瀋陽以外にも、ベトナム・ハノイ市に「ベトナムハノイ・ロッテセンターが2014年の完成を目指して建設中。
「ロッテワールド瀋陽」は瀋陽地下鉄2号線の「瀋陽北駅」駅を降りてすぐのところに建設中で、瀋陽市役所から地下鉄で2駅(距離で2km)の瀋陽市の中心近くに位置し、全体が完成した暁には、ビッグタウンとなるものと思われる。
遼寧省の省都、瀋陽市は経済的重要性から省クラスの自主権をもつ副省級市にも指定されています。都市人口は810万人と東北地方最大の都市で、ここ10年中国の経済発展に伴って急速に都市化が進行中です。住宅バブルが懸念されている中、次々に大型の商業施設がオープンしています。ロッテワールドもその一つで、今回の滞在中の休日(日曜日)を利用して見てきました。

DSC04757

地下鉄瀋陽北駅からのロッテワールドへの入口

DSC04761

DSC04762

ロッテワールド瀋陽・デパートの正面入口

DSC04763

ロッテワールド瀋陽の完成予想図(手前の低層の建物がデパート)
ロッテデパートの地下1階はレストラン街で、こちらは日曜日ということもあり、結構な賑わい。

DSC04758

地下1階には専門店とロッテマートも入居しているが、お客はまばら。一階から上は、デパートで、そのデイスプレーは中国の従来のデパートとは違っておしゃれで人気が出ていいと思うものの、店の中に入るお客は少なく、お客の多くは「見るだけ」。

DSC04759

地下一階の専門店街、突き当りはロッテマート

DSC04767

ロッテワールド瀋陽入り口にユニクロの看板

DSC04768

ロッテワールド瀋陽の洒落たユニクロの店内

日曜日でこのお客では、平日は推して知るべし。
瀋陽では、地下鉄2号線に沿っての「青年大街」や、瀋陽故宮のある「中街」地区で大型の商業施設が既に稼働中で、このロッテワールドがどの程度のお客を集め、事業が成り立つかどうか気になるところです。
後で、瀋陽の友人にこの状況を説明したところ、最近の若者はデパートでは品定めをして、実際の注文はアリババなどのネット販売をもっぱら使っているとのこと。

スーパームーン

旧暦8月15日の9月8日(月)は、中秋の名月。
大阪でも9月に入ってからは朝夕凌ぎやすくなり、9月8日は絶好の月見となりました。
自宅のリビングから生駒山から大きな月が上がるのが見えます。(6時半ごろ)

DSC04641

9月8日の夕焼けの東の空に中秋の名月が上がる

DSC04646

DSC04649

OBPのビル街の上に上がる月

徐々に日が暮れ、OBPの高層ビル街の上に上がる大きな月。手持ちのデジカメでは肉眼で見る月ほど綺麗にとることができませでした。

DSC04651

DSC04657
9月9日(火)は、月と地球の距離が近く、普段よりも大きく見える満月「スーパームーン」で、7月、8月に続き今年3回目となりました。月が最も大きく見えるのは、月が上がる時。偶然に、その姿を捉えることができました。

DSC04691

京橋の高層マンションの左手に、生駒山から月の出です。

DSC04693

生駒山のテレビ塔が月に映る

DSC04696

スーパームーンの月出の瞬間

このように綺麗に「スーパームーン」が見えたのは、ほんの15分程度。その後は、東の空の秋の雲(さば雲)に隠れてしまいました。その後雲の合間から月が顔をのぞかせながら、月が上り、1時間後には東の空にスーパームーンが浮かびました。

DSC04702

DSC04708

DSC04713

秋の雲間に見え隠れするスーパームーン

ちなみに日本では「月見だんご」を食べながら中秋の名月を楽しみます。月見だんごは日持ちしないことから、販売されるのは中秋の名月の前後1週間程度ですが、中国では月餅が中秋の名月の1か月以上から街の至る所で売られています。
この風習がベトナムでも一般的で、中秋節には月餅を食べる習慣となっています。