とんぼりリバーウォーク

熊本から大阪に居を移してから気になっていた、戎橋から太左衛門橋間に平成16年12月に完成した遊歩道(愛称名:とんぼりリバーウォーク)と、最近人気の出てきた道頓堀川をめぐるクルーズ(愛称名:とんぼりクルーズ)を8月23日(土)に見てきました。
地下鉄堺筋線長堀橋駅を下車して、地下アーケード「クリスタ長堀」を通って、心斎橋筋商店街に到着。朝10時というのにすでに可成りの人出。驚くことに多くの外国人旅行者(大半が中国人)で賑わっていました。彼らのお目当ての店は、ドラッグストア。袋一杯に洗顔クリームや、化粧品を買っています。中国では、日本製の化粧品や薬がお土産用として大人気とのこと。戎橋のたもとの角の一等地にある「マツモトキヨシ」には朝早くから多くの外国人観光客が群がっていました。

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戎橋の角地の一等地にドラッグストアが
戎橋近くの道頓堀川沿いの看板では、江崎グリコの看板が有名です。江崎グリコの看板は「 大阪市指定景観形成物 」に認定され、現在は5代目とのことですが、設置して16年が経過したことからこの8月に改修工事が始まり、秋には6代目が完成するとのこと。どのような看板に生まれ変わるのか楽しみです。

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改修工事中の江崎グリコの看板(写真中央)

戎橋から「とんぼりリバーウォーク」に降りました。平成16年12月に誕生した「とんぼりリバーウォーク」は、片側8m程度の幅で上下2段構造の、浮庭橋(湊町)~日本橋(宗右衛門町)の道頓堀川沿い両岸約2kmに整備された水辺の遊歩道。ドブ川のイメージの強い道頓堀川では、これまでに曝気、噴水、真珠の母貝のひとつである、イケチョウ貝による水質改善等の様々な浄化方法が試されてきました。最終的には、道頓堀川の上流と下流に堰を設けて、水質に良好な大川の水のみを引き込み、川に流れを作ることで水質の安定させる方策を採用しているとのことです。

一時、道頓堀川で水泳大会ができるまで水質を改善するとの話も出ましたが、現状では観光用のクルーズ船を運航できる水質となっています。ちなみに、道頓堀川の環境基準は、BOD<3.0mg/L SS<25mg/L DO>5.0mg/L 大腸菌群数 <5,000MPN/100mLで、現状はこれを下回る水質とのことです。

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戎橋から下流の「とんぼりリバーウォーク」を望む

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戎橋からスロープを使って「とんぼりリバーウォーク」に
「とんぼりリバーウォーク」を散策していると、大きな黄色の大観覧車とその下にはでな戎さんの看板(ドンキホーテ道頓堀店)が目に入り、その下で遊覧船が停泊し、すでに観光客で一杯の状態で出航を待っていました。これが「とんぼりリバーウォーク」船でした。

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ドンキホーテの看板

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出航を待つ「とんぼりリバーウォーク」船

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上流に向かう「とんぼりリバーウォーク」船

道頓堀川からの視点で眺望が楽しめる「とんぼりリバークルーズ」は、約20分をかけて、乗船場から、日本橋、相生橋、太左衛門橋、戎橋、道頓堀橋、新戎橋、大黒橋、深里橋の8つの橋をくぐるクルージングです。昼間よりもネオンサインが点灯する夜間が人気とのこと。次回、外国の友人が大阪に来た時には是非、夜の「とんぼりリバークルーズ」を案内したいと思いました。

道頓堀での外国人観光客が、たこ焼き、焼き蟹を買って路上で美味しそうに食べているのが印象的でした。

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たこ焼きに列を作る外国人観光客

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焼きカニの香ばしい匂いが漂う

湯の児温泉

7月29日、中国・清華大学を中心とする視察団に同行して、熊本市の東部浄化センターで運転されているアナモックスとセミドライメタン発酵の実証プラント、南部浄化センターでの下水汚泥の炭化施設を視察しました。

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熊本市東部浄化センターのアナモックスの実証プラント(右)

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不織布担体に付着生育したアナモックス汚泥

視察後、マイクロバスで水俣市に移動して「水俣病資料館」見学し、その後、

水俣市内から車で10分の湯の児温泉に宿泊。

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水俣病資料館から水俣湾を望む(手前の公園は水銀に汚染されたヘドロが眠るエコパーク水俣親水公園)

湯の児温泉に宿泊するのは、10年ぶりです。今回、宿泊地に湯の児温泉を選んだ理由は、九州の地中海と呼ばれる不知火海(しらぬいかい)に面したのんびりした開放的な温泉地であることが大きいのですが、もう一つは、湯の児海岸高潮対策事業の完成を自分の目で確かめたかったことです。湯の児では平成5年の台風13号や平成9年の台風19号などで高潮被害が発生したことから、平成11年度より8年かけて海岸高潮対策事業(直立消波護岸整備と消波補強の整備工事)が行われました。熊本大学の在職当時、この事業の環境影響評価の委員会に関係したこともあり、最終的にどのように工事が完了したのか大いに気になるところでした。宿泊したのは破産した老舗の「三笠屋旅館」をリゾート型にリニューアルして人気を集めている「海と夕やけ」。全室オーシャンビューと不知火海を一望できるロビーや広いウッドデッキ、展望露天風呂が売り物で、人気を集めていることは、テレビの報道で知っていましたが、期待を裏切らない良いホテルに変身していました。中国の訪問団には近くの海水浴場で海水浴も楽しんで頂き、温泉以上に喜んで頂きました。

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部屋から湯の児島を望む

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夕闇せまる不知火海と湯の児島

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美しい夕焼けは雲がかかり見えませんでした
海岸高潮対策事業の完成で、これまでの護岸とは違って、物々しい護岸となってしまいましたが、昨今の自然災害の状況からすると仕方ないのではないでしょうか?

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完成した護岸工事

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観光遊魚船の発着場

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遊魚船の寄港の様子(1)

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遊魚船の寄港の様子(2)

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遊魚船の寄港の様子(3)、太刀魚は大漁?