熊本駅の在来線新駅舎が3月16日に完成することを知り、3月22日の熊本出張は、新大阪駅から九州新幹線「さくら」を利用して熊本入りした。
これまで新幹線を利用した場合、在来線の白川口に出るには、地下の連絡通路を利用しなければならなかったが、今回、在来線が高架化されたことに伴い、新幹線口と白川口が地上でつながり立派なコンコースができた。
新幹線口から白川口に通じる駅コンコース
コンコースの西側には、熊本駅高架下商業施設「肥後よかモン市場」が1年前にオープンしている。この商業施設の中央入口には、「総合観光案内所」が設置され、土産物店、飲食店、コンビニ、喫茶店など60店舗が入っている。
「肥後よかモン市場」の中央入口(入口左手に「総合案内所のカウンター)
「肥後よかモン市場」の西側の入口では、くまモンがお出迎え
新幹線口には巨大なくまモンが新駅舎の完成を祝う
「肥後よかモン市場」内にもくまモンが
今回新築された在来線駅舎は安藤忠雄氏の設計で、熊本駅の顔となる白川口(東口)は、熊本城の石垣「武者返し」をイメージした、斬新なデザインの幅240メートル、高さ最大12メートルのグレーの巨大な外壁が特徴。
新築された在来線駅舎
旧駅舎がなくなったことから広大な駅前広場が出現した。駅に出入りする車両の乗降場は、南側にバスとタクシー、北側に一般車が分けて整備される計画。
広大な駅前広場
白川口前の市電乗り場
駅北側に整備中の一般車両の駐車場と降車場(向かいの高い建物はホテルニューオータニ熊本)
駅前広場からくまもと森都市広場をつなぐ連絡橋(後方の建物は35階建ての高層マンション・熊本タワー)
熊本駅の案内版
白川口前は、JR九州が二つのビルを新設する計画になっている。駅前広場の南側に「熊本駅ビル」(地下1階、地上12階建て、床面積は約37,000平方メートル)が建てられ、商業施設に加え、約200室のホテル、映画館、結婚式場が入り、21年春の開業の予定。
一方、駅前広場北側には「熊本駅北ビル」(地上12階建て)は、4~12階にオフィス、1~3階に商業施設が入り、20年冬の完成の予定。
これらの計画が完了した後の熊本駅を楽しみに待ちたい。