韓国・済州島

2013年4月8日~10日朝鮮半島の西南に位置する済州島(チェジュ島。Jeju-do)に出かけてきました。
済州島は200万年前に火山の噴火でできた面積1,845km2の大きな島で、55万人の人が住んでいます。韓国の中では、最も温暖な気候で「韓国のハワイ」と呼ばれ、多くの観光客が訪れます。済州島の主要な産業は観光の他は、農業と漁業です。火山の地質から畑がメインでみかんの栽培が盛んです。
島の中央には、韓国の最高峰である漢拏山(ハルラサン:1,950m)国立公園、海岸絶壁に沿った城山日出峰はユネスコ世界自然遺産に登載されています。

済州島の地図(中央に漢拏山、中央上に済州市と空港がある)

済州島のシンボルである石じいさんトルハルバン)

ユネスコ世界自然遺産の城山日出峰 の看板

ビジターセンターから城山日出峰 を望む(徒歩で頂上まで登れる)

城山日出峰の海岸絶壁

済州島の特徴を言い表すのに、「三麗」と「三多」という言葉があります。

三麗とは、「美しい心」、「素晴らしい自然」、「美味しい果物」を、また三多とは、「石」と「風」と「女」の3つが多いという意味です。済州島は火山島であるため火山岩が多く、台風が度々通過する上、季節風の吹く地域であるため風が強い、また漁労のため海に出て遭難することから男性の死亡率が高くなり女性が多いことから三多という言葉が使われています。火山岩を積み上げた塀、畑の風避けのための塀など火山岩が多く使われています。風は、滞在中常に強い風が吹き、風の強さを実感しました。

至るところで見かける火山岩を積んだ塀

済州島の石と茅でできた昔の住居

厠と豚小屋が一つになっている(奥が豚の寝床)

水汲み用の壺(ムルホボック)、水の湧き出る海岸沿いの泉までこのツボを担いで水汲みに出かける

井戸(ムルトン)水のカスケード利用施設
滞在中、海鮮料理を堪能してきました。海女の取るアワビ、サザエ、ウニ、それに生簀で泳ぐ石鯛、タイ、ヒラメ等の刺身、甘鯛の干物などが格安で楽しむことができました。

城山日出峰では海女の実演も あります