ベトナム料理

久しぶりに、フエとホーチミンに出張しました。

ハノイからベトナム航空で1時間のフライトでフエ空港着。フエ空港は一時封鎖(2013年3月20日から9月19日まで)して滑走路を3,000mに延長した結果、ジャンボも着陸できるようになったとのこと。観光インフラが整備されれば、ベトナムにおいて最初に世界遺産に登録されたベトナム最後の王朝、グエン朝の王宮他の建築群を抱える古都フエは、大きな発展が見込まれます。
今回フエで宿泊したホテルは新市街に最近改築されたEldoraホテル。これまでは、市内を流れるフォン川沿いの古いホテルを利用していましたが、今回教え子のフエ科学大学のファム先生にお願いして予約してもらったのがこのホテル。最近改築された4つ星ホテルで、部屋は広く、無線Wi-Fiも完備、朝食も充実した内容で、快適に過ごすことができました。
フエは宮廷料理が有名です。今回一番印象に残ったのは、フエ宮廷料理の一つバインベオ。5㎝くらいの小皿に米粉、タピオカ粉、水からなる生地を流し込み、皿ごと蒸し、蒸した上がった生地の上に、炒った乾燥エビとカリカリにローストした豚の皮がトッピングされます。ヌックマムベースのタレを垂らし、スプーンを使って生地を皿から剥がして食べます。カリカリの豚の皮の食感が絶妙で、箸が進みます。2人でこの量のバインベオを完食。

バインベオ

次に出てきたのが、バインナム。米粉とタピオカをペースト状にした生地に、海老のすり身をのせ、バナナの葉で包んで蒸した粽のようなもの。写真の上ように、バナナの葉を広げ、箸で生地を剥がして食べます。中々の味でした。

バインナム(左)とそれを広げたもの(上)

フエではビールといえばフーダビール。カールスバーグに買収されたとのことで、ラベルも以前とは変わっていました。(写真左)味はすっきりした味のビールに馴れている私にとってはもう一つでした。
写真の上に写っているのが、細かく刻んだ豚肉、海老、野菜のいためものを煎餅に乗せて頂く一般的なフエ料理。

左上はフーダビール、右上は豚肉、海老、野菜のいためものを

テーブルの中央にあるのが、小魚を土鍋で甘辛く煮込んだもので、コーカートー。ご飯によく合います。ベトナム版おふくろ味です。

中央の土鍋がコーカートー
今回、久しぶりにフォン川沿いの喫茶店のテラスでベトナムコーヒーを注文してみました。コーヒーはアルミ製のドリップ容器に乗せられた状態で出てきます。ドリップに時間がかかり、出来上がった時には冷め切ってしまいます。それを少しでも暖かくしたいとの考えかお湯を入れたガラス容器に乗せられた状態でてきました。ドリップに10分間以上かかるので、出来上がった時は生ぬるい状態。私には苦手なとっても強い味でした。

ベトナムコーヒー
最後に、今回の旅の最後にホーチミンで食べたオニテナガエビを紹介します。このテナガエビハ15年前にHCMをセミナーで訪問した際に頂き、淡水産であるのに体長28cmにもなる大きさに驚くとともに、その味もいいことから、いつもHCMを訪問する度注文しています。今回は、蒸したものと焼いたもの両方を注文しました。写真はグリルしたもの。味は絶妙。手の部分はウエイトレスにお願いして食べやすくカットしてもらうと、中から細いチューブ状の香ばしい香りの蟹肉が出てきます。

グリルしたオニテナガエビ

 

2016年の「初日の出」

元旦は天候に恵まれ、綺麗な初日の出を拝むことができた。2016年1月1日、7時10分過ぎに、生駒山から登る朝陽が大阪ビジネスパーク(OBP)の高層ビル街の間から現れた。日の出とともに、外壁が総ガラス張りのIMPビルに反射された朝陽の光がツインビルの西面を棒状に赤く照らす。日の出が楽しめるスポットとしては大阪では大阪城が人気だが、我が家から望める日の出も都会らしくていい。このところ、天気のいい日にはOBP越しに日の出を見るのが楽しみとなっている。

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7時10分の元旦の朝焼け

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ビルの谷間から朝陽が顔を出す

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右側のIMPビルに反射した光がツインビルの西面を縦状に照らす
1月3日はこの季節には珍しく「いわし雲」がかかり、日の出の瞬間は見ることができなかったが、空高く一面に広がる「いわし雲」を下から朝陽が照らし幻想的な朝焼けになった。

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朝陽に照らし出された「いわし雲」

1月5日には、このところの暖冬で「朝もや」がかかった状態となり大きな、ビルの谷間に大きな朝陽をしっかりと捉えることができた。

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朝もやに浮かぶ朝陽

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窓ガラス越しに2つの朝陽が

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IMPビルの屋上にかかる朝陽

12階の通路からは夕焼けが見れます。大阪梅田のビル街にある観覧車に夕日が当たり、キラキラと反射し印象的だった。

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手前の観覧車のてっぺんに夕日が。中央の大きなビルはグランフロント大阪

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夕日が雲を照らし出す様子

大阪の日の出

空気が澄む冬の季節、綺麗な日の出を楽しめます。我が家からは大阪ビジネスパーク(通称:OBP)越しに生駒山から登る日の出です。このところ天気に恵まれていることもあり、朝リビングのカーテンを開けると思わずカメラを向けたくなる朝焼けが広がります。

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12月9日の朝焼け。OBPの上に三日月が

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生駒山の下に雲海??生駒山上からは雲海に浮かぶOBPが見えているのかも分かりません

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幻想的な朝焼け

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12月20日の日の出。OBPの上空に伊丹空港に向かう飛行機が

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12月22日に日の出後の様子。天使の梯子が現れる。

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12月28日の日の出の瞬間。右端の総ガラス張りのクリスタルタワーに反射された光が中央のツインタワーを照らし出す様子

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12月30日の美しい日の出(手前のビルは大阪造幣局)

 

 

 

 

 

韓国・始華潮力発電所

アシアナ航空OZ111便の関西国際空港からの出発時間が2時間近く早まったことで、インチョンから水原に向かう途中に、始華(シファホ)潮力発電所(韓国水資源公社:K-Waterが運営)と近年リゾートアイランドとして人気の高まっている大阜島に立ち寄った。以前、安山市の海岸から人工湖の始華湖を見た時(2013年9月1日のみずめがねに掲載)建設中の始華潮力発電所の紹介をしたが、今回は稼働中の発電所を見ることができた。2013年12月に運転の始まった始華潮力発電所は、現在一般に公開されている。

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発電所横の公園(仁川湾を望む)

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展望タワー

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展望台にある喫茶店で眺めを楽しむ

発電所横に整備された公園の駐車場に車を停め、発電所を見渡せる展望タワーに。展望台までのエレベータは無料。天候に恵まれたこともあり展望台から始華潮力発電所の全容を望むことができた。始華潮力発電所では、満潮時に仁川湾から始華潮に海水を導入し発電を行う、漲潮式で一日2回発電を行っている。運よく発電を行っていて、海水が始華潮に流れ込む様子を写真にとることができた。この発電所には出力が25.4MWの発電タービンが10機備えられていて、一日9時間の運転で552GWh(50万世帯が使う電力に相当する)の発電を行っている。

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潮汐発電所の外観

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満ち潮時に、左側の仁川湾から始華湖流れる潮のエネルギーで発電

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引き潮時には、始華湖から仁川湾に海水が流れる

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展望台からの発電所を望む。全長12.7㎞の堤防で仕切られた始華湖

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潮が仁川湾から始華湖に流れて発電している

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潮の流れの状況
潮力発電は、他の風力や太陽熱発電に比べて、潮汐現象を利用していることから安定した電力供給を行うことができる利点があるが、貝の付着、機器の塩害対策に問題があり、耐用年数が短いといった欠点が問題視されている。三方海に囲まれている韓国では、海洋エネルギー発電に関心が高い。特に西海岸は、水深が浅いことから大きな干満差が出ることから大規模な潮力発電所が計画されている。このような現状から、韓国最初となる始華潮力発電所の稼働実績と運転経験が大いに注目されている。

始華潮力発電所を見学の後、大阜島を訪れた。始華防潮堤ができるまでは、本土と繋がっていなかったために、現在でも島独特の雰囲気と自然が残っている。海産物(干潟生物、海苔)の他ブドウ、ワイン、みかん等の果物の生産が有名で、週末にはソウル、水原から多くの観光客が大阜島を訪れるとのこと。海を見渡せる海鮮レストランで少し早めの夕食を取ることに。ボラの刺身、岩塩の上に車エビを乗せて下から塩をランプで熱する料理、蛤やイカめし、サムゲタンの蒸し焼きにした料理がメインで、海の幸を堪能した。

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刺身盛り合わせ(一番下がボラの刺身)

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蒸し料理(左上にはサムゲタン、蛤、たこ、イカめし他)

秋の奈良、京都を訪ねて

1981年―1982年の1年間、スイス連邦チューリヒ工科大学(ETH)、化学工学科でポストドクとして勤務していた際に席を並べたドイツからの博士課程の学生であった友人夫婦が、約1カ月(11月11日―12月8日)の予定で来日。彼らには日本人の友人が多く、その友人を訪ねての旅で、私が関西地区の観光案内を担当した。
大阪地区では、開発が進む大阪駅周辺(グランフロント、大阪駅、梅田スカイビル)と大阪城を案内。

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スカイビルで毎年開催されるドイツクリスマスマーケットの巨大なクリスマスツリー

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スカイビルと郵便局の間に整備された人工里山(稲刈りが終わり案山子が見張り)

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滝見小路に整備された人工林、夏には蛍が飛び交う

大阪城の天守閣からのは大阪城公園の紅葉が楽しめた。

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大阪城天守閣から北摂を望む
混雑が予想された京都を避けて15日(日曜日)はJRを使って奈良に。奈良では東大寺、春日大社、興福寺奈良公園を観光。

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紅葉に彩られた大仏殿

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苔むす石灯籠が並ぶ春日大社の参道

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当日は七五三で参拝の多くの家族連れ

時々雨の生憎の天気にも係らず、多くの観光客。ここでも中国からの観光客が押し寄せている。奈良公園の鹿は中国人観光客に大人気で、彼らが鹿せんべいを沢山与えることから、鹿も少々食傷気味。せんべいに見向きもしない鹿が多く見られた。

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鹿せんべいに食傷気味の奈良公園の鹿
17日はJRで京都に。いつもは阪急を利用して京都に行くことが多いことから、京都駅で降りるのは久しぶり。駅は観光客で溢れ、平日にも係らずすごい人出。京都駅から徒歩で行ける世界文化遺産の東寺と西本願寺に。東寺では国宝の五重塔を見た後、国宝と重要文化財の21像から構成される立体曼荼羅を鑑賞。

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東寺の五重塔(国宝)
その後、雨の中徒歩で浄土真宗本願寺派の総本山・西本願寺に。築地塀―御影堂門―手水舎―御影堂(国宝)―阿弥陀堂(国宝)の順で見学。西本本願寺では銀杏の大木が黄色に色づき始めていました。

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西本願寺の手水舎(重文)

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手前が御影堂(国宝)―阿弥陀堂(国宝)

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西本願寺境内の巨大な銀杏の木
19日は、嵐山、龍安寺に案内。大宮駅から嵐電で嵐山に。路面電車でゴトゴト走ること20分で嵐山に。嵐山駅は観光客で溢れ、通勤時間帯のターミナル駅の様相。そこから渡月橋を渡って嵐山の紅葉を望む。今年は朝夕の冷え込みが弱いことから色づきが殊の外悪い。

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色づきが悪い嵐山の紅葉

渡月橋を引きかえし、古都・京都の文化財として世界遺産に登録されている、臨済宗天竜寺派の大本山・天竜寺に。本堂・大方丈の入口には達磨の屏風が観光客を出迎える。

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本堂で観光客を迎える達磨さん

大方丈の回廊に座って「曹源池庭園」を鑑賞。曹源池庭園は、池中に立石群を配するとともに、嵐山を借景として取り入れ、美しい日本庭園で外国人観光客にも人気が高い。

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大方丈の回廊に座って「曹源池庭園」を望む
天竜寺北門を出て、左に曲がると京都を代表する景色となっている「竹林の道」に。ここも外国人観光客に人気のスポット。列をなしての散策となる。

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観光客で賑わう「竹林の道」
行きと同じルートで阪急河原町駅に戻り、四条大橋を渡り、「花見小路通」を散策。着物姿の女の子を多く見かける。着物を一日3千円から5千円でレンタルするとのことで、外国人観光客にも人気が高いとのこと。お金を出せば舞妓さんに変身できるとのことでしたが、今回はそのような舞妓さんに会うことはできなかった。

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「花見小路通」

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「花見小路通」の一本西の「西花見小路」は人通りが少なく風情がある
京都の多くの外国人観光客が訪れること、インバウンド需要で、経済が活性化されるのは嬉しいことだが、マナーが守れなくて、人のみ増え、どこに行っても行列。落ち着いたたたずまいの京都が失われつつあることが懸念される。

新潟・佐渡島を訪ねて

秋が深まる新潟と佐渡を10月末に訪れました。
新潟市は今回で4回目の訪問となりますが、佐渡島に渡るには初めてです。
信濃川の河口に開発された新潟コンベンションセンターと万代島ビルの2棟で構成される「朱鷺メッセ」にあるホテル日航新潟の29階に宿泊。チェックインの前に、31階の展望ラウンジで、信濃川、日本海、広大な新潟平野の絶景に感動。

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展望ラウンジから新潟市街を望む

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展望ラウンジから新潟港を望む

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中央に見えるのが新潟のシンボル万代橋

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展望階の様子
翌日、ホテルのある万代島ビルと新潟コンベンションセンターをつなぐ長い回廊を使って徒歩で佐渡汽船の乗り場に。時速80㎞のジェットフォイルを使うと。船体の揺れを最小に抑える最新機能を備えたジェットフォイルで、佐渡の両津港までは約1時間の快適な船旅。

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新潟コンベンションセンターの長い回廊

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時速80㎞で航行する佐渡汽船のジェットフォイル

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両津港ではサドッキーがおでむかえ

両津港でレンタカーを借り、紅葉が楽しめる大佐渡ドライブウエーに。麓から中腹までは紅葉が見頃。

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大佐渡ドライブウエー沿いの紅葉

頂上の白雲台交流センターのテラスからは、左手に両津港、右手に真野湾を見渡せる。

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テラスからの眺め(両津港を望む)

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テラスからの眺め(真野湾を望む)

 

もう少し早く訪れていたら、頂上付近の素晴らしい紅葉が楽しめたとのこと。紅葉の終わった山頂付近は、落葉した多くの白い樹木が目につきました。

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紅葉の終わった頂上付近の様子
大佐渡ドライブウエーを相川方面に下ると、世界遺産候補になっていて国の史跡に指定されている佐渡金山に。

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左手の建物が佐渡金山のチケット売り場(売り場の横から坑道に入る)

入場券(1,400円)を購入するとチケット売り場横にある2つの入口の左側の入口に案内され、「明治官営鉱山コース」の見学がスタート。

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トロッコで鉱石を運び出す様子

明治期から平成元年の操業停止までに使用された坑道、トロッコ、資料館を見学。資料館を出ると背後に佐渡金山のシンボルである紅葉した「道遊の割戸」が。

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紅葉した「道遊の割戸」

この奇妙な山の割れ目は、江戸時代の露天掘りの結果できたもの。山頂の標高は海抜252m、山頂部の割れ目は幅30m、深さ74m。道遊脈と呼ばれる脈幅約10mの優良金鉱脈にちなんでこの名前が付けられた。現在もこの「道遊の割戸」は佐渡金銀山遺跡を象徴する存在。

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鉱石を砕いた後、トロッコで選鉱場に送る
この後、金にちなんだお土産の並ぶお土産屋を通り抜け、再び坑道の入口に。今度は右側の入口から「江戸金山絵巻コース」の見学となる。宗太夫坑(そうだゆうこう)は江戸時代の手掘りの坑道・採掘跡。「佐渡金山絵巻」に描かれた採掘作業の様子を仕掛け人形で再現したもので、余りのリアルさに驚く。金銀の採掘では、水との闘いとなる。当初人力で水を汲みだしていたが、1652年に水上輪(アルキメデスポンプ)が導入され、効率的な排水が可能になったとのこと。人力でスクリューを回す様子がうまく人形で再現されている。

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手掘りでの採掘の様子

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水上輪(アルキメデスポンプ)を連ねて水を汲み上げる

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三連の水上輪を組み合わせ排水する様子
佐渡の金山は、慶長6年(1601年)に佐渡島の相川に金銀山が発見され、徳川幕府の財政基盤となったことは有名な話。最盛期は5万人もの人が金銀の採掘に従事し、採掘が終了となった平成元年までの388年間で金78トン、銀2,330トンが採掘された。

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鉱石の中に含まれる金
金山見学の後は、相川市街の西の方向にある夕日の名勝として知られている七浦海岸をドライブ。七浦海岸にある夫婦岩を見学後、相川市内の温泉ホテルに宿泊。

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七浦海岸にある夫婦岩

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七浦海岸にかかる「天使の梯子」
最終日、ホテルのスタッフの勧めで、弁慶のはさみ岩を見学に出かけたが、生憎の雨で、しかも道路案内が良くなく、佐渡を北上することに。眺めのいい海岸線が続く。案内に尖閣湾とある。流紋岩でできた絶壁で次回佐渡の来ることがあれば、じっくりと観光したい場所。
この後、相川、佐和田を経由して両津港に戻り、レンタカーを返却。11:10初のジェットフォイルで新潟に戻って、今回の旅は終了。

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新潟駅南口から新潟空港にむかう紅葉した街路樹

関門山国家森林公園の紅葉

10月16日に中国・遼寧省本渓市郊外の「関門山国家森林公園」の紅葉見物に出かけました。
本渓市は製鉄の街として有名で、瀋陽から高速で1時間の人口150万人の都市です。風光明媚な本渓湖があり、その奥の鍾乳洞は本渓水洞と呼ばれていて本渓一の観光地で、5年前に瀋陽建築大学の先生に案内して訪れています。
今回は、一緒に仕事をしている本渓市出身の友人が、故郷の美しい紅葉を見せたいと森林公園の観光が実現しました。しかし、1週間遅かったようで紅葉の盛りが終わっていました。1週間前の国慶節では、瀋陽だけでなく、大連、北京からの多くの観光客で賑わったとのこと。
駐車場に車を停めて、入場料90元を支払って入場。

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公園入場口

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公園の看板

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2015年に五つ星の国家級撮影創作基地に認定される

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時期がいいとこの紅葉が楽しめる

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入場口近くの露天商(多種の木の実、キノコが売られている)

入場後すぐに、専用のバス乗り場があり20元で紅葉を楽しむスタート地点まで10分のドライブ。

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マイクロバスで山を登る

そこから、渓流沿いに整備された遊歩道(木製の高床式の遊歩道)を使って、紅葉と渓流を楽しみながら下ります。

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渓流散歩のスタート地点

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整備された木製ボードを歩きながら紅葉を楽しむ

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綺麗な渓流

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見事な紅葉

紅葉のメインは楓で、途中に「楓王」の看板のかかった大きな形のいい楓を見ましたが、散った後で、その雄姿を見ることはできませんでした。

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葉の落ちた楓王

我々は時間の制約があったので、遊歩道を1/3約40分歩いた地点で、下りのバス(これも20元)で入場口まで。
入場口近くには、渓流を堰き止めてできたダム湖があり、それが湖周辺の紅葉に映えてとても綺麗でした。

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ダム湖に映える紅葉

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ダム湖沿いにも遊歩道が整備されている
紅葉を見学後、近くの農家レストランで昼食。名物は羊のスープと鶏肉とのことでしたが、羊は遠慮しての鶏肉とジャガイモの煮込み、ニラ玉、小松菜煮込み、蒸しパンを注文。味はどれも私に合って美味しくいただきました。

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立派な農家レストラン

 

四回目の砂漠緑化活動

今回で、鹿児島大学名誉教授の野崎勉先生が主催する内モンゴル自治区での砂漠緑化ワークショップに参加するのが4回目になる。回を重ねるにつれ、瀋陽から内モンゴル自治区のホルチン沙漠を結ぶ高速道路と一般道路の整備状況がどんどん良くなり、今回はこれまでになく快適なバスの旅になった。乾燥地帯を走る高速道路のゆったりとした車線、手入れの行き届いた街路樹と緑の中央分離帯には驚かされる。例年に比べ降雨が多く、砂漠にも水たまりができるほどであった前回の砂漠緑化ワークショップ(2015年6月13-14日)に比べ、今回は7―8月に降雨が少なかったこともあり、乾燥した砂漠を実感しての植樹活動になった。
沙漠化の進行している最前線域で行っている植樹活動には、今回は社会人3人、学生21人が参加。前回の植樹では頑張りすぎて腰を痛めたことから、今回は穴掘りを控えようと思っていたものの、女性の参加者の割合が多いこともあり、結局前回と同じくらい10本近くのモンゴル松を植樹した。(幸いにも今回は前回の反省もあり注意し穴掘りをしたので、腰を痛めることはなかった)

 

植樹の指導をする野崎先生

植樹の後、これまでに野崎先生が行ってきた植樹地域の下草刈りを初めて行った。植樹後5年も経過した松は幹も太く、青々と逞しく元気に育っていることに感動。20-30年後には、この植樹したモンゴル松の森が沙漠化の進行をストップし、多くの生き物が共存できる生命でいっぱいの生態系の基盤になることを期待したい。

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これまでに野崎先生のグループが植林した地域

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植林後5年を経過したモンゴル松を前に野崎先生が松の生育状況を説明

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野崎先生(右)と東北大学の朱教授(右)
2日目のホルチン砂漠での乗馬体験では、これまでになく沙漠の形状が大きく変わっているのに気付き、沙漠が生きていることを実感。これとは別に、年を追うごとに沙漠観光が商業化してきているのにも驚かされる。乗馬、サンドバギーに加えて、ジープによる沙漠ドライブが人気で、ジープが大きな音をたてながら我が物顔でボルチン沙漠を縦横無尽に走り回っている。一方では、乗馬の距離が短くなり、もう少し先にと思うと馬子から追加のお金を要求される。砂漠観光の商業化で地方を活性化させたい地元住民の願いは分からないではないが、もう少し棲み分けをして、のんびりと乗馬を楽しむことのできる環境を創ることが、長い目で見て多くの観光客を引き付けるではないだろうか?

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ホルチン砂漠の観光センター。ここで馬、ラクダ、サンドバギー、ジープに乗る

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馬に乗って砂漠観光

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ホルチン砂漠の砂紋

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ホルチン砂漠の観光センター右横の植林により砂漠化を食い止められた地域
若い中国の大学生諸君と寝食を共にしての砂漠緑化ワークショップ。学生諸君から若いエネルギーを沢山もらった。彼らと一緒に真っ青な青空のもと植林に汗を流すことで、毎回心身ともにリフレッシュできている。参加して頂いた学生諸君に感謝!!

奥入瀬渓谷から十和田湖へ

仕事で青森に出かける機会があり、レンタカーを借りて奥入瀬渓谷、十和田湖に足を延ばしました。ゆっくり景色を楽しみながら国道103号を走ること約1時間半、102号線に入ると奥入瀬渓谷。ここ数日の大雨で、折角の渓流が茶色の泥水に。がっかりしたが、奥入瀬の源流は十和田湖なので、上流の綺麗な渓流を期待して、車を渓流沿いに十和田湖に向けて走らせる。土曜日であったにも係らず天気予報が雨の予報で観光を取りやめた人が多く、102号線は閑散。少し道幅の広がったところに車が数台止まっていて、スピードを緩めてみると右手に滝が見え、我々もそこで下車。木製の橋を渡ると九段の滝でした。

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九段の滝付近の渓流

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九段の滝
さらに車を進めると、右手に大きな滝が見えた。駐車するスペースはないので、先に進むと、駐車場があり、多くの車(その多くがレンタカーでした)が駐車中。そこに車を入れ、少し下流に下がったところが銚子大滝。この滝を流れるのは源流十和田湖の綺麗な水。予想通り大雨にも係らず観光パンフレットやテレビで見た豊富な水量を誇る銚子大滝を満喫。

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銚子の滝を下から望む

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銚子の滝(横の遊歩道からの眺め)

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銚子の滝近くの渓流
さらに進むと十和田湖に。子ノ口で昼食後、湖岸道路を15分走って、休屋に。そこから、遊覧船に乗って約1時間の十和田湖遊覧に。
十和田湖は、約2,000年前の火山活動でできたカルデラ湖で、周囲4km、最深326.8m、透明度12.5m。大きさは日本で12位、深さは日本で3位の綺麗な湖。休屋港を出て、西湖、中湖を巡回するコース。当日は、曇りの生憎の天気で視界は良くなかったが、思い出深い遊覧となりました。

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手前は甲島、後方は鎖島

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見返りの松(国立公園であることから手入れできないが、この枝ぶり)

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五色岩(酸化鉄の色で赤い)

十和田湖から再び奥入瀬渓谷を下り宿に向かう途中右手に滝を見つけて下車して見学。曇井の滝でした。

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2015日本国際ドラゴンボート選手権大会

日本三大祭りの天神祭は7月24日、25日に開催されるので、大阪天満宮の近くでは準備が急ピッチで進んでいます。先日、天満橋を渡った際、橋の欄干に提灯を吊るすための柱が頑丈に建てられていて、天神祭奉納ドラゴンボート選手権の旗がはためいているのを見ました。帰宅後ネットで調べたところ7月19日の日曜日に天神橋をスタート地点とするドラゴンボート選手権大会が大川で開催されることを知り、本日見学に出かけました。

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南天満公園に掛けられた大会の垂れ幕
大川沿いの南天満公園には選手村が設けられていて、すでにレースを終え、次のレースに備え休憩している選手、昼食を取っている選手で混雑。

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テントの中で休息をとる選手

天満橋のたもとの南天満公園からでスタートの状況を見て、同じ条件でスタートするのが思いの外、難しいことに驚く。

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橋の欄干から垂らされたロープでボートを固定しスタートラインに並ぶ
その後、天満橋の欄干から、スタートの様子を中心に2レース観戦。何度もスターターの要請でレーンに入ったり、橋の上から吊るしたロープでスタートラインを越えたボートを引きもどしたりの繰り返し。すべてのボートがスタートラインに並んだところで、スターターの声で一斉スタート。

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スタートの合図とともに舵取りがロープを離して一斉にスタート

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天神橋に向けてスタート

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競技を終えて選手村に帰る漕ぎ手
ボートには、舳先に一人の太鼓手、20人の漕ぎ手、一人の舵取りが乗り組み、平等を期すために、ボートは全て主催者が準備したものを使用する。コースは天満橋をスタート地点とし、天神橋に向かっての250mの直線コース。時間は1分20秒前後。中々の迫力あるレースでした。

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八軒家浜の乗船エリアからボートに乗り込む

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スタートを待つ5艘

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ゴール寸前の様子

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レースを終えて乗船エリアに向かう(お疲れ様)

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天神橋からスタート地点の天満橋を望む(左奥はOBPの高層ビル群)