古川植物園(2024年12月6日)

今年の夏は、記録的な猛暑であった。自宅のベランダで園芸を楽しんで12年になるが、今年の暑さは植物にとっても過酷で、寒冷紗を2枚重ねで使用して遮光したにも係わらず、多くの鉢植えが夏を越すことができなかった。暑さに強いゼラニュームも。春に買った苗で、暑さに負けなく頑張り、11月まで花を咲かせてくれたのは、ペンタスと日日草のみであった。

12月でも元気に花をつけるペンタス(12月6日撮影)

意外だったのは、サルビア。6月に購入した苗が、夏の終わりには枯れる寸前だったのが、葉が残ったことからそのまま世話をしたところ、10月から元気を取り戻し、11月に入ってから元気に2度目の綺麗な花をつけてくれた。

今年に入り2回目の花をつけたサルビア(赤と紫の2種)
これまでにこのブログで紹介したデンマークカクタスは、園芸店で買ったものを、5年間にわたり連続して咲かせることに成功している。今年は買い増したたものを加え4鉢が元気に美しい花をつけてくれた。成功のポイントは春の葉つみに加え、夏の終わりの芽摘み、それに加えて春から秋にかけて直射日光に当てないことである。

4回目の花をつけた白色のデンマークカクタス

3回目の花をつけた赤色のデンマークカクタス

昨年購入した八重のつぼみを付けるデンマークカクタス

もう1点古川植物園の自慢は、鉢植えのポンセチアを3年間連続で葉に赤い色を付けることに成功していることである。今年で3年目となる鉢は短日処理で葉が赤くなった後、原因不明でしおれて失敗した。昨年頂いたポインセチアの葉を赤くすることに成功した。ポインセチアの葉を赤くするは9月末から40日程度、午後4時から朝の8時まで段ボールをかぶせて遮光しなければならない。ホームセンターで購入できる一番大きな段ボールを使って遮光した。これを3年目も楽しむのに合う大きさの段ボールがない。来年はこの株を思い切ってカットし、サイズダウンしたポインセチアに挑戦しようと思っている。

大きく育った2年目のポインセチア

連続して花を咲かせたデンマークカクタス4鉢と2年目のポンセチア、それに今年2回目の花をつけたサルビア

昨年頂いたポンセチアが大きく育ち今年も長く楽しめそう
日当たりのいいリビングにデンマークカクタス、ポンセチア、サルビア、それに園芸店で購入したシクラメンを並べ楽しんでいる。

2024年12月5日朝に撮影