eバイクでのライン川サイクリング

5月11日から21日まで、スイス、ドイツの友人を訪ねる旅に出かけた。

ドイツ南部のレラ市(Lorrach)に到着した翌日に、Wolframに天候がいいのでライン川沿いをバイクで走るツーリングに行こうと誘われた。レラ市の市役所近くの自転車ショップで、電動アシストバイク(eバイク)を借りる。ドイツではバイクショップが一番ナウい商売とのこと。店は多くのお客で繁盛していている。若い店員が4人もいて、手際よく客をさばいているのが印象的。

レラ市内のバイクショップ

レンタルしたスイス製のeバイク
これまでスポーツクラブでバイクをこいではいるが、買い物に使うママチャリ以外、ツーリングバイクには乗ったことがない。eバイクには、距離計、速度計と三段階のアシストモード(AUTO、ECO、アシストなし) の切り替えが備わっている。AUTOモードで走ると加速がよく、すぐに25km/hまで速度が上がる。風を切る音が心地よい。ドイツではオランダやフランスほどではないものの、自転車専用道路が進んでいて、危険を感じることなくツーリングを楽しむことができる。

レラ市郊外にビイーゼ川沿いを走ったあと山裾のブドウ畑を抜け、高速道路をくぐるとライン川で出る。

ビイーゼ川沿いの整備された自転車専用道路

ライン川本流

洪水制御のために整備された湿地を超えると、バイパスされたライン川に出る。
このライン川をバーゼルに向かって自転車専用道路を走った後、ライン川を渡ってバイパスされたグラン・カナル・ダルザス沿いの自転車道路を走る。この運河はライン川を走る船のための運河で、シップリフトで下流と繋がれている。

シップリフト(左側が下流)

このシップリフトをさらに下ると、フランスの水力発電所に。発電所の近くにあるレストランで飲み物休憩。
次に、ライン川の水の一部を分岐させたカナルド・ユナンギュ沿いのサイクリングロードを走る。この小さな運河は、自然保護を目的に作られたもので、途中には人工湿地もあり野鳥の楽園になっている。

農地を湿地に変更(中央に白鳥が)

段差を利用した小規模水力発電

この運河の最上流には競技用のカヌーの練習場があり、小さな子供を含む多くの人が練習していた。

ライン川の水を引き込んだカヌー練習場

この運河を離れて、近くの街で昼食。
再度、ライン川に戻り、バーゼルに向かって走ると、スイスとフランスの国境に。自転車なので難なく国境越え。ライン左岸の工場地帯を抜けると、バーゼル旧市街入る。

ライン川をまたぐ自転車と人が利用する橋

ライン川遊覧船

土曜日ということもあり、旧市街は多くの市民、観光客で賑わっていた。自転車を押しながら市街地を抜ける。

バーゼル市役所前のオープンマーケット

バーゼル大聖堂前の広場で開催されていた音楽祭に参加する合唱団の練習風景

子供を乗せる車を連結している自転車

ラインをまたぐ橋の近くで見つけた自転車の通行量を示す電光掲示板

自転車専用の交通信号

ライン川をまたぐヨハニター橋を渡り、リーエン市経由でレラに帰った。走行距離50㎞の快適なeバイクツーリングとなった。

続く