2年ぶりに中国・大連へ、懇意にしている大連理工大学・環境生命学院の楊楓林教授が、脳血栓を患ったことを知り、お見舞いに出かけた。幸い、右脳の血栓ということで、話すこと、右手は問題がなく、左側に麻痺が残った状態。現在リハビリ中で、杖を使って少し歩けるまで回復している様子で、早く元気になってと祈るばかりです。
今回使用したホテルは、定宿としている星海公園近くの海の見える「ベイショアホテル」。前回このホテルに泊まった際には、ホテル前の海に橋をかける工事が行われていたが、この橋が2015年10月に完成。「大連星海跨海大橋」と命名された。大連市役所からハイテクパークを繋ぐ道路の車の混雑解消を目的に、4年がかりで建設された二階建て構造の星海湾を跨ぐ全長6・8㎞の橋である。
ホテル前のヨットハーバーと「大連星海跨海大橋」
「大連星海跨海大橋」の先は開発の進むハイテクパーク。中央左にはバンジージャンプ塔。
上部の道路はハイテクパークに向かい、下部は森林動物園のある濱海大道に向かう、各4車線の一方通行の橋である。中国・東北地方では最長の橋で、橋の中心部となる星海公園前が、船舶の航行のあることから吊り橋となっている以外は、桁橋となっている。この橋の開通によって、大連市中心部を行き来する交通混雑は大幅に改善されたと思われるが、教え子の喬森教授に聞いてみると、それほどでもないとのこと。橋の建設に要した4年間で車が大幅に増えたことから橋建設の効果が相殺されたのではないかと推察される。
この「大連星海跨海大橋」は夜間には時々刻々と色が変わるイルミネーションが施され、大連の新たな観光スポットとして注目されている。部屋の窓から撮った「大連星海跨海大橋」のイルミネーションは見ていて飽きがこなかった。
吊り橋の陸側は海星公園
ハイテクパークに向かって伸びる電飾された「大連星海跨海大橋」
大連滞在中、最初の2日(11月20日、21日)は風が強くなく、晴天なのにスモッグが掛かった状態であったが、22日と23日は風が少しある快晴で、中国にしては珍しい青空であった。
写真中央に見える煙突の煙が真横にたなびく風で大連の空はブルー