甲突川の河川整備

教え子の結婚披露宴に招かれ”みずほ”を使って鹿児島市に行ってきました。

披露宴が正午からだったので、朝の散歩を兼ねて甲突川の散策に出かけました。

鹿児島市の中心部を流れる甲突川にかつて架かっていた石橋群(上流から玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋)は甲突川五石橋と呼ばれています。これらの石橋は、江戸時代末期に肥後の石工岩永三五郎を招いて造られたもので、以来現役として使われてきましたが、1993年(平成5年)8月6日の集中豪雨で新上橋と武之橋の2橋が流出してしまいました。残った3橋は2000年(平成12年)に開園した石橋記念公園に移設保存されています。

写真 高麗橋のすぐ上流にかけられている木造の南州橋(対岸に見えるのは維新ふるさと館)

写真 甲突川右岸のウッドデッキの遊歩道(先に見えるのは高麗橋)

写真 護岸の状況(階段を下りると水面に近い遊歩道に、風車も回っていました)


写真 新設された高麗橋

現在河川の両岸にはよく整備された桜並木の遊歩道があり、多くの市民の憩いの場となっています。川ぞいの街は、西郷や大久保など、鹿児島の生んだ明治の大先人たちゆかりの場所で、徒歩で訪ねることができます。鹿児島中央駅近くで、1時間程度で回れます。

写真 甲突川左岸の 「維新ふるさとの道」の入り口

写真 市民の憩いの場として人気スポットの遊歩道 の状況

写真 甲突川をまたぐ高見橋の東詰に建てられた大久保利通の銅像