ハノイ市のインフラ

8月の末に9ヶ月振りにハノイに出かけてきました。
ハノイ市は周辺都市を合併し、現在は人口800万人にも達し、南のホーチミン市と比肩する大都会に変貌しています。

大型ビルの建設が進む市内の様子
ハノイ市はホーチミン市に比べて、インフラの整備が遅れていて、その整備が急速な都市化に追いついていないのが現状です。
ハノイ名物であった電線の垂れ下りは、地下に埋設する工事が進み、道路沿いの景観はスッキリとしてきました。
道路は、郊外では高速道路の整備が徐々に進んできています。市内の道路は拡幅工事が難しく、交差点での混雑解消策として、主要な交差点でアンダーパス、立体交差が徐々に進んでいます。その大半は日本のODAを使ったものです。

ハノイ市近郊の高速道路
ベトナム名物のバイクによる交通事故を防ぐことが目的で、車と単車を分離する策が一部の主要道路で取られるようになりました。

車と単車の分離帯
今後、ベトナムは急速な経済成長が見込まれ、日本をはじめ多くの外国資本が進出しています。 バブル経済とならないよう、身の丈にあった経済成長を期待したいものです。

熊本駅前再開発

7月末に熊本に九州新幹線を使って出かけてきました。駅前の高層ビルが完成するとともに、駅前の白川橋の取り付け部分の改修工事が終了し、駅前の風景が以前とは全く異なるすっきりした風景に変わっていました。
駅前の再開発事業「くまもと森都心」プロジェクトも完成し、在来線の熊本駅前と「くまもと森都心」は「ペデストリアンデッキ」で結ばれました。「くまもと森都心」には熊本市で一番高い35階(高さ123m)の超高層タワーマンションが建設されています。

駅前から白川橋を臨む。左は「くまもと森都心}
熊本駅前の市電乗り場も新しくなり、市電の軌道内の緑化も2年目となり、写真にあるように元気に芝生が生え揃っていました。

熊本駅前の市電乗り場

熊本駅前の市電の軌道の緑化の様子
在来線の高架工事が終了した際には、新幹線駅と一緒になった、熊本駅となるはずで、その日が待たれます。

在来線の熊本駅。右側に見えるのが熊本駅と「くまもと森都心」を結ぶ

ペデストリアンデッキ

 

瀬戸大橋

久しぶりに瀬戸大橋を渡りました。
瀬戸大橋は、1988年に完成した本州と四国を結ぶ世界で最長の鉄道道路併用橋です。橋は吊り橋、斜張橋、トラス橋からなり、全長13km、橋の最高高さは93mです。
これまでに、ボスポラス大橋(1.5km)、ニューオリンズのポンチャントレイン湖コーズウエイ(38.4km)、インチョン大橋(21.4km)と世界的に著名な大橋を渡ってきました。
それぞれの橋に特徴がありますが、なんと言っても瀬戸大橋は、日本の技術の粋を結集したものです。この大橋の完成により日本の橋梁技術が世界的に認められるようになり、その後の大橋の受注において日本の橋梁メーカーが強い競争力を持つようになりました。正しく日本を代表する「物作り」技術と言えるでしょう。
個人的には、愛犬るーくと家族全員で完成間もない瀬戸大橋を渡り、犬連れのためにレストランに入れないことから、寒さに震えながら与島PAで弁当を食べたことが思い出されました。

与島から北備讃瀬戸大橋を臨む

橋の上部を車が下部を列車が走る

与島大橋(トラス橋)から岩黒島橋を臨む

岩黒島橋(斜張橋)

 

 

 

 

 

 

 

海遊館

海遊館は「ジンベイザメ」の飼育で有名です。このほど帰ってきた「ジンベイザメ」遊くんと、5万匹のマイワシの大群が同じ水槽で泳いでいる姿が見えるとのことで、孫2人を連れて「海遊館」に行ってきました。以前の「ジンベイザメ」に比べてメスの遊くんは小型ですが、それでも長さ4.6m、重さ12,00kg(5-6歳)の巨体で、小魚を引き連れ、マイワシの大群の群れの周りを悠然と泳いでいました。

写真1 悠然とマイワシの大群の周りを回遊する遊くん

現在、大水槽の一部が網で仕切られ、イトマキエイ、ナンヨウマンタが泳いでいました。

写真2 ナンヨウマンタの雄姿

この大型水槽の水質管理は大変で、バックヤードでは大型の砂濾過装置が稼働しています。濾過装置内では硝化も起こっています。それと人力で底に溜まった排泄物をダイバーが水中掃除機を使って水槽内から搬出していました。

写真3 ダイバーによる清掃活動

北陸の水辺環境整備

福井と富山に出かけてきました。
過疎県であるのに、水辺環境の整備は見るべきものがありました。
北陸道の尼御前(あまごぜん)SAで休憩した際、SAから海岸に一般道を横切って出られるということで、日本海を見に行きました。農村自然環境整備事業(農水省の補助事業)で海外沿いが見事に整備され、岬の突端から日本海を望むことができました。

尼御前の松林

尼御前の先端の遊歩道

富山では、七尾の道の駅・フィッシャーマンワズーフ(このフィッシャーマンズワーフの海に面した広場もよく整備されています)に行く途中の街並みが余りにも奇麗に整備されていることから、フィッシャーマンズワーフからの帰り道立ち寄りました。御祓(みぞぎ)川沿いには旧い街並みが見事に保存され上で整備がなされていました。仙対橋を渡っての一本杉通りには多くの明治時代に建てられた登録有形文化財が保存されています。そのうちの一軒、高澤ろうそく店(明治25年創業)は全国に和ろうそくを納めている老舗で、絵ろうそく、お香など、現代人でも足を止めたくなる店でした。七尾は過疎の地域にしては、活気のあるいい街です。能登半島に出かけた時は七尾を訪問することをお勧めします。

七尾フィッシャーマンワズーフの海に面した広場

整備された御祓(みぞぎ)川沿い

一本杉通の高澤ろうそく店

高澤ろうそく店

高松港のベイエリア(サンポート高松)と高松城

 

高松に出かけ、丸亀出身のYさんの勧めで、 高松港のベイエリア(サンポート高松)を朝散歩してきました。 国土交通省四国地方整備局により良く整備されたサンポート高松はフェリー乗り場と玉藻堤防をつなぐ公園で、多くの市民が散歩を、堤防では多くのアングラーが釣りを楽しんでいました。堤防の先端には赤いガラス作られた玉藻堤防灯台があり、右手に屋島が、遠くは小豆島も望むことができました。

サンポート高松を散策した後は、近くの日本三大水城として有名な高松城を見学しました。、完全に海水を堀に入れた城は高松城のみ。城の堀は瀬戸内海と水門を通じています。潮に乗って水門から城の堀に入った魚が堀で成長し、その姿が散策道から見えました。時間がなかったので鯛の餌を買って楽しむことはできませんでした。

高松コリドーから玉藻堤防を望む

玉藻堤防の付け根からみた堤防

ガラスでできた玉藻堤防灯台

 

堤防に設けられた釣り人用のテント?

玉藻堤防付け根に整備された親水護岸

親水護岸の近くで見つけた可愛いベンチ

海水を引き込んだ高松城の堀

JR高松駅前 の海水を引きこんだ池

 

 

 

 

 

水原川復元記念式

前回紹介した、韓国・水原市の水原川の復元記念式があったとの連絡を韓国の友人から送っていただきました。

先週、復元記念式がありました。
水源川の写真を送ります。
1の写真は夜景で、2の写真は、今回復元された
「南水門」です。

素晴らしい汚濁都市河川の再生事業です。

瀋陽の都市河川

 

6月に瀋陽に出かけてきました。瀋陽市内は、来年の中国国民体育大会を控え、建設ラッシュです。最近市内の中心地に建設されたデパートは、日本のデパートに負けない立派なものでした。
瀋陽市内を10キロにわたって横切る渾河(コンガ)から分水した河川、新開川では以前は汚染がひどく、悪臭で川沿いの住民は窓を開けられない状態でした。2002年、瀋陽市政府は「渾河悪臭総合整備プロジェクト」を実施し、汚泥の浚渫、オンサイトでの生物処理、汚水のせき止め、水生植物による浄化の効果もあり、近年では新開川の水質が改善されてきています。写真は遼寧省の庁舎近くの新開川の様子です。川の両側には遊歩道が設けられ、市民の憩いの場となっています。さしずめ、瀋陽のチョンゲチョンといえるしょうか。