暖かい秋の一日、万博・日本庭園を訪れた。この日本庭園は、昭和45年(1970年)に万博開催時に造園された、広さ約26万m2の「昭和の名庭園」。東西に細長く、庭園の西端の源泉から東に流れる水の「流れ」をテーマとして設計されている。
10時前に日本庭園前の広大な駐車場に到着。月曜日で、観光客はまばら。日本庭園前ゲートを右折し、小高い丘を登ると、「平和のバラ園」に。
バラ園の向こうに太陽の塔とEXPOCITYの大観覧車が望める
色とりどりの満開のバラが一面に広がるバラ園を下ると、日本庭園の正門に。
日本庭園の正門
園内は開園間もないこともあり、広大な公園にひと気はなく、手入れされた美しい庭園は静寂そのもの。正門前には、地元山田の同好会が出展した菊が展示されていた。
日本庭園を説明する看板(東西に長い、この庭園を左周りで散策)
正門を左折し、よく整備された木立、竹林を通り抜けて「深山の泉」に。
手入れの行き届いた散策道路
整備された竹林
深山の泉
木漏れ日の滝(ここから湧き出る水が庭園を巡っている)
「深山の泉」を右折し、西から東に向かって流れるせせらぎに沿って散策。花が少ないこの時期、赤色、白色のサザンカがひと際目を引く。モミジの紅葉はまだ少し早いが、場所によっては見ごろのモミジも。
サザンカの花
今年は台風21号の影響で葉が落ちたこともあり、どこも紅葉はそれほどでもないのが残念である。程なく、枯山水に。松の洲浜を横切る。
北側の道を行くと、左側に大きな芝生の築山、右側に大きな池(心字池)が見える。こちらから、日本庭園の中央休憩所越しに、太陽の塔とEXPOCITYの大観覧車が望める。心字池を一周して今回の日本庭園散策は終了。中央休憩所前からの眺めは最高。
中央休憩所前からは、心字池越しに芝生の築山を望む
松の洲浜から心字池への流れ込む地点の紅葉
中央休憩所には、70年万博の様子を紹介するビデオルームがあり、懐かしい開会式映像(昭和天皇、皇后、皇太子、美智子さま等)を楽しむことができた。
日本庭園正門の屋根越しに見える太陽の塔と大観覧車