湯の児温泉

7月29日、中国・清華大学を中心とする視察団に同行して、熊本市の東部浄化センターで運転されているアナモックスとセミドライメタン発酵の実証プラント、南部浄化センターでの下水汚泥の炭化施設を視察しました。

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熊本市東部浄化センターのアナモックスの実証プラント(右)

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不織布担体に付着生育したアナモックス汚泥

視察後、マイクロバスで水俣市に移動して「水俣病資料館」見学し、その後、

水俣市内から車で10分の湯の児温泉に宿泊。

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水俣病資料館から水俣湾を望む(手前の公園は水銀に汚染されたヘドロが眠るエコパーク水俣親水公園)

湯の児温泉に宿泊するのは、10年ぶりです。今回、宿泊地に湯の児温泉を選んだ理由は、九州の地中海と呼ばれる不知火海(しらぬいかい)に面したのんびりした開放的な温泉地であることが大きいのですが、もう一つは、湯の児海岸高潮対策事業の完成を自分の目で確かめたかったことです。湯の児では平成5年の台風13号や平成9年の台風19号などで高潮被害が発生したことから、平成11年度より8年かけて海岸高潮対策事業(直立消波護岸整備と消波補強の整備工事)が行われました。熊本大学の在職当時、この事業の環境影響評価の委員会に関係したこともあり、最終的にどのように工事が完了したのか大いに気になるところでした。宿泊したのは破産した老舗の「三笠屋旅館」をリゾート型にリニューアルして人気を集めている「海と夕やけ」。全室オーシャンビューと不知火海を一望できるロビーや広いウッドデッキ、展望露天風呂が売り物で、人気を集めていることは、テレビの報道で知っていましたが、期待を裏切らない良いホテルに変身していました。中国の訪問団には近くの海水浴場で海水浴も楽しんで頂き、温泉以上に喜んで頂きました。

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部屋から湯の児島を望む

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夕闇せまる不知火海と湯の児島

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美しい夕焼けは雲がかかり見えませんでした
海岸高潮対策事業の完成で、これまでの護岸とは違って、物々しい護岸となってしまいましたが、昨今の自然災害の状況からすると仕方ないのではないでしょうか?

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完成した護岸工事

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観光遊魚船の発着場

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遊魚船の寄港の様子(1)

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遊魚船の寄港の様子(2)

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遊魚船の寄港の様子(3)、太刀魚は大漁?

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