山東大学

6月30日から7月11日まで、山東大学・環境科学工程学院の招きで講義に出かけてきました。山東大学は山東省の省都・済南市に位置し、中国教育省から国家主要第一級大学(21校選ばれる)に選ばれている総合大学ます。

中国で2校目の国立大学として1901年に創立。30の学部、大学院から構成され、生徒数は中国でも屈指の9万人、留学生も3,000人も在籍。大学本部キャンパスは済南市にありますが、本部キャンパス以外に済南市には5つのキャンパス、その外に黄海に面した威海にもキャンパスを持っています。創立後時間が経過していること、現地再開発では需要に応じきれないことから、青島市に新キャンパスを建設中で、2016年には移転が始まるそうです。今回訪問した環境科学工程学院も青島キャンパスに移転予定で、先生方へのアパートのに割り当てはすでに終わっているとのことでした。山東大学と熊本大学は、学術・学生交流協定を締結している友好大学で、活発な交流が続いています。2010年には、山東大学に熊本大学のサテライトオフィスが設置されています。

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山東大学・環境科学工程学院での大学院学生への講義の様子
今回は、本校キャンパス(中心校区)にある大学ホテルに宿泊。大学のホテルとしてはなかなかのもので、ロビーには4星の表示が。11階建ての本格的なホテルで、3階から11階が客室、2階には本格的な中華料理レストランが入っています。朝食は中華のバイキング。メニューが毎日それほど変わらないことから、11泊したので最後にはさすがに食欲が減退してしまいました。

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大学構内にあるホテル
ホテルから、講義のあった環境科学工程学院の会議室まで徒歩で5分。広いキャンパスは樹高の高いプラタナス、ポプラ、ヒマラヤスギ等の街路樹でうっそうと覆われ真夏にも係らず広大な木陰がキャンパスの至る所で創出されていました。

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木陰の閑静な構内の風景

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朝には太極拳を楽しむ人々も

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高い木の木陰は学生の勉強の場(Wi-Fiも使える)

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大学正門横の通用門に向かう車

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巨大なプラタナスの街路樹

講義の終えた最終日に、環境科学工程学院の劉書記に、大学本部、山東大学博物館、青島市に建設中の新キャンパスの模型、体育館、駐車場、学生寮、正門から図書館に向かって整備された大成広場を案内して頂きました。

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青島市郊外に建設中のキャンパスの模型(黄海に面している)

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山東大学体育館

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体育館には12面のバトミントンのコート。8,000人を集めての催しができると。

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体育館横のグランドの下に設けられた巨大な駐車場(大学の教官は駐車料金は不要)

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修士課程の学生寮(手前が女子寮で向こう側が男子寮、1棟で約3,000人の収容)

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学生寮横の広場のネット購入品の受け取り場所

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大学レストランの入口付近に並ぶ魔法瓶の列(お湯をもらって、部屋でお茶を飲むのに使う)

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古くなった学部学生用の学生寮を建て替え中

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博士課程の学生寮

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歴史系八大教授像

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大学の正門

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正門から図書館、大学本部(27階建て)を望む

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大学のスローガンが掲げられている

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図書館に続く大成広場

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きれいな水が流れていて、小さな子供の水遊び場所になっている

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大学図書館入口(人材育成が国家の繁栄に繋がるとのスローガン)

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構内には孔子のフラッグが掲げられている

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大成の文字が噴水からの流水中に浮かぶ

大成広場の中央を流れる水路の両側のプロムナードに孔子の六芸(礼、楽、射、御、書、数)を示す6枚のレリーフが埋め込まれいる。

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”書”を示すレリーフ

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”射”を示すレリーフ

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”御”を示すレリーフ

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夜に大成広場の横のプロムナードを散策する市民

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大成広場を孔の周囲にはの六芸に秀でた72人の弟子の数に合わせて72本の木が植えられている

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72本の木を守るための手入れの様子

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大学構内にあるコンサートホール(収容人数は800人と少ない)

以上、山東大学本校キャンパスの紹介でした。全て驚くスケールの施設ばかり、山東大学の巨大さを実感しました。

 

 

 

 

泰山登山

10年以上前に、三峡ダムの建設現場を訪問した際、ダムの堤体に掲げられていた大きな垂れ幕に書かれたスローガン「泰山に匹敵する程の高品質のダムを建設しよう」を見て、中国人にとって泰山が特別な山であることを知りました。これ以来、機会があれば泰山を登ってみたいと思っていたのですが、これまでその機会に恵まれませんでした。今回の山東大学から講義依頼を受けた時、招聘していただいた山東大学環境科学工程学院のNi副教授から、泰山は大学のある済南市からすぐ近くで、一緒に泰山に登りましょうと言われ、二つ返事で引き受けた次第。
泰山は、山東省泰安市にある山。高さ1,545mの中国5岳の一つで、五岳の中で最も尊い周時代(3千年前)からの聖地。富士山に相当する山・泰山には年間700万人が登るそうです。泰安市は、「泰山が太平であれば、全国各地が太平になる」ということわざから生まれてきて、「国家が太平で、国民の暮らしが平安になる」という意味が含まれているとのこと。
7月4日(土)に車で、済南から高速道路を使って3時間の曲阜に行き、孔子廟を見学。その後、泰安市まで戻り、山裾のホテルにチェックイン。夕食後、雄大なプロジェクトマッピングとパーフォマンスを組み合わせた「中華泰山封禅大典」を鑑賞。このショーは歴代皇帝が泰山で行った天地を祭る儀式を現代に再現したもので、巨大な階段状のステージ上にプロジェクトマッピングで背景が映し出され、200人を超えるパーフォマーが演ずる舞台は魅力的でした。これと同様のもので、水上で演じられる舞台を桂林で見ましたが、それ以上の迫力。

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巨大な階段でのパーフォーマンス

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舞台の階段が割れる
翌5日(日)の9時に泰山の登山口・岱宋坊から、専用の大型バスでロープウェイの乗り場・中天門まで、そこから泰山の頂上近くの南天門(1,460m)までは15分かけてロープ―ウェイで運んでもらう。(中天門ロープウェイ)

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岱宋坊からスモッグでかすむ泰山を望む

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ロープウェイの乗り口まで送るマイクロバスに並ぶ観光客

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泰山観光案内図(右の黄色のルートで乗り場に、点線のロープウェイで南天門駅に。帰りは、左の点線で桃花源駅に。そこから左のルートで下山)

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ロープウェイで泰山を目指す

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ゴンドラから発着駅を望む

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南天門を目指す登山客(自力で中天門駅から頂上までの3,967段を登ってきた観光客)

南天門付近は日曜日で多くの観光客で賑わっていました。

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南天門

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南天門の様子

頂上の玉皇頂(1545m)までは天街を散策。頂上までの道すがら、儒仏道三教道合一による、道教以外の孔子廟・仏教寺院がありそれを見学。

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泰山にはこの種の岩が多い

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泰山での孔子廟

 

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孔子廟近くからの眺め

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無名碑(石碑全体に何も書かれていない。漢の武帝が建立した

高さ5.2mの石碑。武帝が泰山を封禅した時のシンボル)

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泰山の山頂にある道教のお寺(頂上を示す碑の左に

大きいコインがあり、観光客がそれに向かってコインを投げ、当たって

音が出るといいことがある。石碑の周辺には願いごとを書いた鍵が掛けられている)

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頂上近くにある宿泊施設

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頂上から下って、下りのロープウェイ乗り場に向かう
頂上で一休みした後、南天門からもう一つのロープウェイの乗り場・西天門駅に。そこから、15分かけて桃花源駅に。

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下りのゴンドラから西天門駅を望む

そこからまたマイクロバスで麓まで降ります。途中、泰山からの湧き水を集めた渓流がありますが、今年は雨が少ないそうで、下流では枯れ川となっていました。

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泰山の渓流沿いで結婚式の前撮りの様子

黄河

6月30日から2週間の予定で、中国・山東大学(山東省の省都・済南市)に講義に行きました。山東省では青島市が日本ではよく知られていますが、済南市は山東省の省都で市区の人口が434万人の中規模の都市です。市中を黄河が流れ、南には泰山が控えています。市は三方山に囲まれるため、盆地のような気候で、夏には40℃近くまで温度が上がるとのこと。
講義の合間を縫って、市内を流れる黄河を視察。大学から40分ほど北に走ると黄河に突き当たります。長江のイメージが強いことから、対岸が見えないくらいの大きな川を想像していたものの、拍子抜けするぐらい川幅が狭く驚きました。

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観光船乗り場近くの黄河、まるで泥水

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想像したよりも狭い川幅、鉄道橋がかかる

川は黄河と言われるのが十分に納得できるほどの泥水。しかし流れは早く、相当の水量。済南市には鉄道橋を除いて、黄河を跨ぐコンクリート橋が3本、浮橋が2本かかっていて、いずも有料とのこと。近くの浮橋(片道1車線)を渡り黄河の流れを実感。驚いたことに、この浮橋の近くの浅瀬で水泳をしている人を見かけました。(遊泳は禁止されている)

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片道1車線と単車、自転車、歩行者用の浮橋

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浮橋は川中の支柱で台船を固定し、その上に鉄板製の車道を設ける構造

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遊泳禁止の黄河で水遊び、泳いでいる人も

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ここで通行料5元を支払う
この浮橋を渡るのに5元を支払って、近くの黄河森林公園を訪ねてみました。うっそうとした河畔林を想像していたのですが、あったのは、遊園地と野外バーベキューの施設。ウイークデーでもあり人影はまばら。週末は多くの市民が遊びに来るそうです。

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黄河森林公園の様子
済南市は周囲を山で囲まれていることもあり、市内の多くの泉水があり、別名泉城と呼ばれています。このことから、水道は熊本市と同じ地下水が水源かと思いきや、実は主要な水源は黄河とのこと。SS濃度が異常に高いこの黄河の水から水道水を作るには、河川の伏流水を取るのが一般的ですが、済南市では、直接、黄河の水を水源として使っています。浄水過程で発生する大量のSSをどのように処理しているか大いに興味のあるところ。市内には浄水場が1か所、下水処理場が3か所あるとのことでした。

大阪の桜

大阪のソメイヨシノは、花冷えもあり例年よりも長く花持ちしましたが、満開で見ごろの週末(4月5日)は雨にたたられ、満開の桜の下での花見は拍子抜けになってしまいました。大阪では桜の名所は沢山ありますが、大阪城の桜、我が家の近くの大川沿いの桜が特に有名です。

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大阪城西の丸公園前の桜

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大川沿いの桜(橋は桜宮橋、右の建物は造幣局)

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大阪帝国ホテル前から大川を望む

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大川の川面に垂れさがる桜の向こうに都島橋の手前でUターンする水上バス

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大川左岸からの眺め(右:大阪帝国ホテル、中央:大阪OAP、左:OAPレジデンスタワー)

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桜宮橋(通称:銀橋)から満開の桜越しに帝国ホテル、OAPを望む

これに加えて、大川沿いに建つ造幣局の桜の通り抜けが大阪市民のもう一つの楽しみ。造幣局の構内560mには、ソメイヨシノよりも1週間から10日開花が遅れる遅咲きの130種、350本の桜が植わっています。今年は、4月9日から15日が通り抜けの期間です。江戸時代に津藩を治めていた藤堂家の大阪屋敷の跡に造幣局が建てられ、屋敷内にあった多くの桜が造幣局に引き継がれることになり、この桜を多くの市民に楽しんでもらおうと明治16年から造幣局の桜の通り抜けが始まったとのこと。今では、珍しい桜が無料で楽しめるということで、毎年60万人もの人が桜見物を楽しんでいます。

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4月9日のオープン初日の通り抜けの入り口

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造幣局構内の様子

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通り抜けの混雑の様子、多くの中国人観光客で賑わう

一番多いのが、東京荒川堤の桜として有名な寒山(かんざん)で61本。ついで、花の中から葉化した二つの雌しべが突き出し、その先端が屈曲する状態が、普賢菩薩の乗る象の鼻に似ているところから名づけられた普賢像が12本と多く、花が淡黄緑色のうこんの根の色に似ている鬱金(うこん)7本がこれに続きます。これ以外に、珍しい名前の楊貴妃、蘭蘭、妹背など桜を楽しむことができます。

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今年の桜:一葉(いちよう)

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寒山(かんざん)

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普賢象(ふげんぞう)

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市原の虎の尾

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紅虎の尾

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八重紅枝垂

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御衣黄(ぎょいこう)

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蘭蘭

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笹部桜

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鬱金(うこん)

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通り抜けの出口の様子

造幣局の桜の通り抜けを楽しんだ後は、大川沿いに立ち並ぶ屋台で飲み食いをしながら天満橋方面に取って返すの一般的な観光ルートになっています。

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営業準備中の屋台(数百メートル屋台が続く)

ハノイの街路樹伐採

 

今、ハノイっ子の一番の関心事は市内中心部の街路樹の伐採。ハノイ市の当局が、安全上の理由から市内の190の通りの街路樹約6700本の伐採作業に着手したところ、市民から見直しを求める声が上がり、計画は中断されている。ハノイ市の街路樹は、樹齢100年を越えるような巨木が多く、車の通行や、歩行者の妨げとなっている。特に、歩道が商売や単車置き場に使われ、危険極まりない状態であるが、これに大きくなった街路樹が輪を掛けているのは事実。

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ホテルからの眺め、緑の多くは街路樹

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歩道が商売に利用され、歩行者は車道を歩かなければならない

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歩道を占拠する飲食店の椅子

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歩道での飲食店の営業状況

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歩道を塞ぐ街路樹
個人的には、歩道を本来に歩行者専用にすることが先決と思うが、ハノイ市は交通の妨げになっている木や、枯れて倒壊の恐れがある木を730億VND(約4億1200万円)もの予算を使って伐採し、新しい木に植え替えることを決めた。

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整備された道路の中央分離帯の街路樹

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美感的に疑問が残る分離帯の街路樹

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整備された街路樹

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緑のトンネルになっている街路樹

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街路樹で交通信号がはっきり見えない
伐採時の写真は取れなかったが、ネットでその写真を見ると、大きな街路樹が機械力を使って伐採されている。

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街路樹伐採の様子(共同)

日本ならば街路樹はこれほど大きくなる前に剪定して、必要以上に街路樹を大きくしないのが一般的。ハノイでは樹木の生長が早い上、予算的な制約から手入れがなされず、日本では考えられないような巨大が街路樹に成長している。
多くの市民は「街路樹はハノイの誇り」などとして、伐採に強く反対している。今後は、市当局と市民が話し合い、ハノイ市の将来設計に基づき、街路樹の維持管理が進むことを期待したい。

ハノイ・ノイバイ国際空港・第二旅客ターミナル完成

3月23日から27日に、ベトナム・ハノイに出張していました。

ハノイには過去15年間、毎年1-2回、訪れていますが、訪問の度に街が大きく変貌するのに驚いてきました。今回の訪問ではこのほど完成したノイバイ国際空港の国際線専用ターミナルと同市中心部からの交通アクセスを改善する橋、高速道路に殊の外驚かされました。

2012年2月から日本の技術活用型の円借款で行われていた、ハノイ・ノイバイ国際空港・第二旅客ターミナルを新築する建設工事が完成し、この2月から運用が開始。この工事、日本の大成建設と地元のビナコネックスのJVで、総工費761億円(78%が円借款)をかけて行われました。これまでのノイバイ国際空港・旅客ターミナルは国内線専用のターミナルとして使用されることです。ターミナルはオープンして一か月余りということで全てピカピカ。これまで、多くの東南アジアの空港ターミナルを見てきましたが、その多くは、外見は立派なものの、ディーテイルに問題がありました。新装なったノイバイ国際空港・第二旅客ターミナルは日本の技術を活用し、大成建設が主導したこともあり仕上がり状態は日本基準。エアコンの効いたボーディグブリッジは日本と同じもの。歩く歩道、エスカレータ、ターンテーブルはFUJITECでこれまた日本と全く一緒。ベトナムの空港では預けた手荷物がターンテーブルから出てくるのにひどい時は30分以上かかっていたのが、イライラすることなく10分程度で出てきました。日本への帰国時のチェックインも、以前は30分待ちも当たり前であったのが、日本並みの待ち時間に。入国審査、手荷物検査もこれまでになくスムース。まさに、これからのベトナムの経済発展を象徴するターミナルになりました。

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駐車場から第二旅客ターミナル一階のエントランスに向かう

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第二旅客ターミナル一階には綺麗な水の池を配置

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発ロビーの様子(天井は関空や福岡国際空港に似ている)

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開放的な免税店

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ムービングウォーク(FUJITEC製)で出発ゲートに向かう

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21番ゲート付近の様子

これに加えて、ノイバイ国際空港と市内を結ぶ新しい連絡道路とそれを可能にする紅河にかかるニャツタン橋(総事業費は1070億円で、このうち68%が円借款)も同時に完成。これまで、ハノイ市中心部から空港に向かう道路は1本しかなく、市内から空港まで1時間あまりもかかっていたのが、30-40分と大幅に短縮されました。これまでの空港までの連絡道路は、一見自動車専用の高速道路に見えるものの、バイクも走り、一般道路も横断していてこの上のない危険な道路でした。これが、片側3-4車線、最高速度が80㎞の自動車専用道路となり、道路の照明、交通表示も分かりやすくなりました。夜間水銀ランプで証明されたこの道路を走っていると、どこか先進国の高速道路と錯覚してしまいます。ニャッタン橋(愛称日越友好橋)は東南アジア最大級の斜張橋で、5個のひし形の橋脚と220本のケーブルで支えられています。まだ橋脚やケーブルのイルミネーションはされていませんが、この橋がイルミネーションされれば、ハノイ観光の名所になること間違いなしです。

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紅河にかかるニャッタン橋(在ベトナム大使館HPから引用)

 

蘇州市から見た太湖

12月9日に、太湖を視察しました。

上海から、高速道路1号線を使って、蘇州まで1時間半のドライブ。蘇州国家新区管理委員会環境保護局を訪問した後、太湖を案内してもらいました。

綺麗に整備された蘇州高新区から、太湖沿いに建設中の湾岸道路を走り、上水の取水地点を見学。

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太湖の沿岸整備(矢板が気になる)

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沿岸に残るヨシ原の群生

太湖は、中華人民共和国の江蘇省南部と浙江省北部の境界に位置する中国五大湖の一つで、鄱陽湖、洞庭湖に次ぎ中国で三番目に大きな淡水湖。その面積は2,250平方km(琵琶湖の約3.4倍)、周囲は400kmと巨大な湖に係わらず、平均水深はわずか2.0m。太湖は長江デルタに位置していて、大運河ともつながり、多くの中小の河川が流れ込んでいる。太湖は、周辺住民約3,000万人の貴重な飲料水源。太湖から流れた川が注ぎ込む淀山湖から、上海市内を流れる黄浦江が発している。
蘇州や無錫には改革開放後多くの工業団地が建設され、急激に都市化・工業化が進んだ。その一方で太湖の水質汚染(富栄養化)が進行し、大きな社会問題となっている。2007年5月には太湖で藻類が大発生(水の華)し、無錫市内では水道水が使えなくなる事態になったことは我々の記憶に新しい。太湖全体のT-N濃度は4.0mg/L、T-P濃度は0.13mg/Lと、湖の富栄養化の目安とされているT-N濃度0.15~0.20mg/L程度、T-P濃度0.02mg/L程度を大幅に越えた濃度になっている。現在、太湖のヘドロ層は1m以上も堆積しているとされ、このヘドロの処理をしないかぎり太湖の富栄養化の進行を防ぐことは難しい。

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上水原の取水口近くの看板

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上水の取水口と思われるタワー

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上水取水口保護区は船が入れないように柵が巡らされている

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上水取水口保護区の沿岸の状況(透明度がなく、ぐり石には藻が大量に付着)

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上水取水口近くの浄水場
中国政府は、長江の水を流し込むことで太湖の水位3mまで高め、太湖の水質の改善を図っている。(長江から太湖に流し込む水量を、これまでの100トン/秒から150トン/秒に増加させた)。

その後、1994年に完成した全長5kmの太湖大橋を渡って、太湖に浮かぶ西山島にわたり、島から巨大な太湖を実感。

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西山島近くの湿原公園(ヨシ原が保全されている)
上海市は黄浦江を水源とする上水道から、徐々に長江に水源を移す事業が進行中で、現在黄浦江への上水道の依存度は60-70%程度にまで落ちているが、黄浦江が大上海市の貴重な水道水源に変わりはない。

太湖大橋を引き返し、蘇州市内に向かって湖岸を走り、2009年に完成した蘇州太湖国家湿地公園を見学。

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湿地公園の看板

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湿地公園の遊歩道マップ

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整備された湿地公園

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遊歩道で湿地公園を散策

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湿地公園のシンボル・水水車

 

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湿地公園の太湖の水は透明度が高い

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湿地公園で震えながら結婚式の前撮り

今回太湖を蘇州市から視察して、この富栄養化の進んだ湖に頼らざるをえない蘇州、無錫、上海の上水事情を考えると複雑な気分である。中国政府が重点的に保護しなければならない三湖の一つとしてこの太湖を指定し重点的に対策を打っている。太湖を汚すのは簡単だが、元に戻すには気の長くなるような時間と膨大な資金が必要になると、行政、住民、企業が共通認識を持つことが求められる。

 

同済大学

985三期建設計画により外国の専門家として、2週間同済大学環境科学院と環境科学工程学院に出かけ、学部4年生と大学院生に講義と研究指導を行ってきました。同済大学は熊本大学との交流協定校でこれまでに3回訪問していますが、いずれも短期の訪問で、今回のような長期滞在は初めてになります。12月にもう一度2週間訪れる予定です。

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環境科学工程学院の建物

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長江水環境教育重点実験室の建物

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学部4年生への講義風景
同済大学はドイツ人医師によって1907年に創立された医学校が起源の伝統ある国家重点理工大学。建築、土木(特に橋梁分野)、鉄道、海洋、環境分野に秀でた大学で、学生数50,000人(学部生22,000人、修士課程大学院生12,000人、博士大学院生3,000人、留学生1,500人、継続教育、高等職業教育学生12,000人)、専任教員2,600人(中国科学院アカデミー会員5名、工学院アカデミー会員7名)の上海を代表する大規模大学です。

今回の滞在を通じて、中国の代表的な大学のキャンパスライフを垣間見てきました。学生は全て全寮制で、学部学生は4人部屋、修士課程の学生は2人部屋、博士課程の学生は個室が与えられます。食事はキャンパス内で済ませ、食事後は部屋に帰っての勉強。レベルの高い大学ということもありますが、日本の学生と違って勉学意欲が高いことに驚きました。今回、環境科学学院の4年生に英語で講義しましたが、ほぼ理解できていて、質疑応答もしっかりと英語でできました。このような語学堪能な優秀な学生が欧米への留学を目指すことになります。キャンパスには多くの留学生が目につき、インターナショナルな雰囲気。留学を勧誘するポスターが目につきました。100年以上もの長い歴史があることから、キャンパス内は整然と整理され、美しいキャンパスでした。

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図書館

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共通の講義棟

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講義棟一階に展示されている院士教授の写真(院士教授第一号は、李国豪教授)

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学生寮の前の芝生で孫を遊ばせるおじいちゃん、おばあちゃん

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男子寮

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他のキャンパスとの移動に使うバス

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キャンパス内の整備された公園

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キャンパス内の水路(両側にはベンチがあり、学生が勉強したり、寛いでいる)
大学は市内の中心地に近い(南京東路から4号線で15分程度の近さ)こともあり、大学周辺の都市再開発が進んでいて、キャンパスは高層のアパートやオフィスビルに囲まれています。地下鉄4号線の同済大学駅を降りてすぐの所に大学の正門があり、正門の道路向かいに2棟の高層ビルが建っています。これは同済大学の土地に大学が建てたビルで、下層階は銀行や、コンビニ、レストランに貸し、それ以外の階は大学に関係のあるベンチャーなどに貸し出しているとのこと。日本の大学と財力が違っています。

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大学正門前の同済大学が建設した2棟のビル

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大学正門前の整備された道路(道路向かいの建物は大学職員の宿舎)
同済大学では橋の専門家として、李国豪教授が著名です。ドイツに留学して橋梁について勉強し、帰国後同済大学の教授として、中国の多くの橋の設計に携わり、同済大学で最初の中国科学院院士に選ばれています。同済大学の校長を務めたこともあり、その業績を称えて、大学管理棟の近くのポケットパークの中心に先生の胸像が立っていました。

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李国豪教授の胸像のあるキャンパス内のポケットパーク

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李国豪教授の業績を称えて建設された橋梁館(右の建物)

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ミネラル水を電動自転車で配達する

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電動でないと動かない?

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部屋に置かれているミネラル水のサーバー(赤いレバーを押すと熱湯が出る)

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11月は就職シーズン?建設会社の募集の大きな看板がキャンパス内に

 

上海・外灘(がいたん、バンド)のプロムナード

4年ぶりに上海の外灘(バンド)を訪れました。バンドは上海市の中心部の黄浦区にある上海一の観光スポット。上海市内を縦断する黄浦江沿いに上海万博に合わせて改修された約1.0kmのプロムナードを今回は時間あったので、ゆっくりと散策してきました。

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南京東路をバンド方面に歩く(左の建物は和平飯店)

以前のバンドのプロムナードも立派だったのですが、2010年にバンドに沿った12車線の道路を6車線に減らし、プロムナードが大きく拡張されました。減少された道路を補うために、地下に車道と駐車場が建設されています。バンドからは黄浦江の対岸の浦東地区の高層ビル街を一望できるので、多くの観光客が殺到します。しかし、この雄大なプロムナードのお陰で、混雑するのは、南京東路の始まりの和平飯店の前のプロムナードのみ。プロムナードは黄浦江を望めるプロムナードと、19世紀から20世紀初頭にかけて建設された洋館建築群をウオッチできる一段低い道路沿いのプロムナード(一部ウッドデッキ)からなっています。

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和平飯店前の交差点をわたり、プロムナードに出る

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プロムナードから対岸の浦東(プートン)地区の高層ビル街を望む

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黄浦江越しの浦東地区の眺め

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タグボートに付き添われて大型船が黄浦江を上る

黄浦江沿いのプロムナードの植栽は成長途中で日陰が少ないものの、洋館建築に沿ったプロムナード(一部ウッドデッキ)沿いには大きな植栽があり、日陰のベンチで寛ぐ観光客が多く見られます。さすが、上海一の人気観光スポット、植栽に加え、プロムナードは季節の花で奇麗に彩られていました。

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広々とした黄浦江沿いのプロムナード

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遊覧船乗り場(多くの観光客が乗船を待つ)

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相変わらず汚染のひどい黄浦江

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高さの違うプロムナード(左側に租界建築が並ぶ)

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道路を削減してできた広々としたプロムナード(散策を楽しむ市民が集まる)

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植栽され木陰のできたプロムナード

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広いプロムナードではイベントも行われる

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ウッドデッキのプロムナード
バンドからの眺めで目を引くのは、これまで浦東地区で一番の高さを誇っていた上海ワールドファイナンシャルセンター(日本の森ビルが建設した、高さが492mの世界第6位の高層ビル)の隣に建設中の上海タワー(高さ632m、スカイツリーよりも2m低い)。上海ワールドファイナンシャルセンターよりも140mも高く、完成すると世界第3位の高さになるそうで、さすが、何事につけて世界で一番をねらう中国ならでは。果たしてこの経済状況の中、このビルがペイできるか心配されます。

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建設中の上海タワー(高さ632m)、手前の栓抜きの形の展望フロアーのある上海ワールドファイナンシャルセンター

 

皆既月食

2014年10月8日の夜に、3年ぶりに太陽、地球、月が一直線に並ぶことで起こる皆既月食を楽しむことができました。
故郷の松山から大阪に車で帰阪中、千里中央近くの中環で東の空に昇る大きな満月を見て、これは美しい皆既月食を楽しむことができると急いで帰宅。(18時10分)帰宅後すぐに、月が欠けはじめ、1時間後に皆既食になり、その状態が1時間継続。大阪地方は雲一つない快晴の状態で、東の空に幻想的な「赤銅色」の月がゆっくりと登る天体ショーを満喫しました。このような赤銅色の月になるのは、太陽光が地球の大気で屈折し、波長の長い赤い光だけがかすかに月面を照らすためだそうです。次の皆既月食(来年4月4日)が楽しみです。

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2014年10月8日18:30 月食の開始

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月食の月と伊丹空港に向かう飛行機

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三日月に

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皆既食(19時25分)、赤銅色の月

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左側から月食が終わる

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