ベトナムの結婚式に出席して

12月10日ベトナム・ハノイに教え子のDo Phuong Khanhさんの結婚披露宴に出席してきました。ベトナムの結婚式に出るのは、これが2回目です。前回は、ホーチミン市で知人が結婚式場を経営していて、特別に結婚披露宴に飛び入り参加させていただきました。その結婚披露宴は、新郎のお父さんが政府の高官ということもあり、参加者がやたら多く、ファッションショーのようなアトラクションもあり、それは派手な披露宴でした。
今回の結婚式は、新婦のKhanhさんが博士号を持っていることら、それに釣り合うドイツで博士号を取得した外交官のDo Trung Giangさんが新郎。両家ともベトナムでは上流階級であることから、結婚披露宴への出席者はなんと600人。

Professor Furukawa (2)

カーンさんからの招待状

これまでに私の出席した結婚披露宴で一番多い出席者が多かったのは、教え子の喬君と成さん(二人とも私の研究室で博士の学位を取得しています)が大連で挙げた結婚披露宴です。この結婚披露宴では、成さんのお父さんが、瓦房店市の副市長であったことから、披露宴が2つの会場に分かれて行われ、出席者は500人を越える規模で、大いに驚かされました。
今回のハノイでのKhanhさんの結婚式は、ハノイ市の中心地にあるViet Xo Friendship Cultural Centerで行われました。天井の高いまるで体育館のような会場が披露宴会場。会場の規模は50m x 50mもあり、まず披露宴会場の大きさにびっくり。

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カーンさんの結婚披露宴会場の様子(まだ式は始まっていない)
会場には10人が座れる丸テーブルが配置され、このテーブルが全部で100卓。合計600人の席です。席は決まっていなくて、知り合い同士が好きなテーブルに着席します。席にはすでに料理とお酒が準備されていて、まだ乾杯も済んでいないのに飲食が始まっていました。我々のテーブルは、熊本大学に留学したことのある学生とその家族。戸惑いながらおもむろに飲食を始め、新郎、新婦の入場を待ちました。新郎新婦が両親とともに入場し、ひな壇に。普通は、祝辞はないのですが、今回は私が日本から駆けつけたということで、特別にスピーチさせて頂きました。日本語でスピーチし、それを日本語の上手なハノイ建設大学のLeu Tho Bach副教授がベトナム語に翻訳してくれました。私の祝辞の後、結婚指輪の交換、シャンパンシャワー、ケーキ入刀と続き、その後は祝宴に移ります。

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シャンパンシャワーの様子

新郎新婦は各テーブルに挨拶回り。一テーブル1分としても1時間もかかるから大変です。日本だと、友人、親戚からの祝辞や、アトラクションがありますが、ベトナムではそれもありません。私は一番前の席に座って教え子と食事と会話を楽しんでいて、ふと後ろを振り向くと、すでに空きテーブルが。食事の終わった参加者が三々五々席を後にし、新郎新婦、両親に挨拶して宴会場を後にします。日本では、最後の新婦からの両親にあててのメッセージ、新郎からの挨拶、両家を代表してのお礼の言葉と続きますが、ベトナムではこれらは全てなく、あっさりしたものです。ベトナムでは結婚披露宴を昼間にするのが多いそうで、まるで昼食を兼ねて披露宴に参加しているような印象を持ちました。
我々はほとんど最後に披露宴会場を出て、新郎新婦、両親に挨拶した後、記念写真をとり全て終了。

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新郎、新婦、ご両親と研究室の卒業生との記念写真
私の娘と歳が変わらないことから、ベトナムの娘のようなKhanhさんがいい伴侶に巡り合い、多くの人に祝福されての結婚。お幸せに!!

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