熊本の友人8人が神戸観光に来たので、1泊2日で一緒に楽しみました。
10月4日11時に阪神淡路大震災からの復興のシンボルとして神戸港高浜岸壁にオープンした「モザイクガーデン」で待ち合わせ。コンチェルトの待合室で20年来の旧交を改めた後、12時にコンチェルトに乗船して、明石大橋の手前で折り返す2時間のランチクルーズを楽しんだ。
平日でも賑わっている「モザイクガーデン」
停泊中のクルーズ船コンチェルト
コンチェルトの船内(2階レストラン)
ランチの前菜
天候に恵まれ、静かな瀬戸内海の船上で生演奏(ピアノとクラリネット)を聞きながら昼食。平日にも係わらず結構なお客さんがランチクルーズを楽しんでいる。このクルーズが、神戸観光の目玉の一つとしてしっかりと定着している模様。なぜ船が明石大橋の下をくぐらないのか不思議で、下船時に見送りに出てきた料理長に聞いたところ、この船は2,138トンと小さく、流れの早い明石大橋の下の運航は難しいと教えて頂き納得。
客席からの眺め
クルーズの後は、中華街を散策。
中華街を散策
その後、神戸市役所1号館の24階の展望ロビーへ。天候が良く、淡路島、紀淡海峡、神戸港、六甲アイランド、ポートアイランドの展望を楽しむことができた。
市役所展望ロビーからポートアイランドを望む
市役所は、阪神淡路大震災(1995年1月)で建物に大きな被害はなかったものの、隣の6階が座屈した上下水道局(2号館)のことを観光ガイドのジャンボタクシーの運転手に聞いたところ、座屈した2号館は6階以上が撤去され、5階までの建物をそのまま修復して使用しているとのことに皆驚く。
神戸市役所1号館(後方)と2号館(手前)(神戸市のHPから引用)
市役所を見学の後、ANAクラウンプラザホテルにチェックイン。夕食は34階の中華料理。夕食後、ジャズバー「SONE」で2次会。お洒落な神戸のナイトタイムを楽しんだ。
ホテルの部屋からの100万ドルの夜景
翌日、出迎えの観光ジャンボタクシーで、まずは北野異人館を車窓から見学。その後、縁結びで有名な生田神社に参拝。今回、ガイドの運転手さんの案内で、源平合戦の舞台でもあり、近年パワースポットして人気の本殿の裏にある「生田の森」を散策した。樹齢が400年以上の大きなクスノキがいくつも残りうっそうとしている。
巨大なクスノキは神木に
生田の森のクスノキ
生田の森の中を流れる小川
奥には水源(多分地下水をくみ上げたもの)があり、そこでは「水みくじ」ができる。
この水源の池で社務所で購入した「水みくじ」を浸すと文字が浮かび上がる
この後、灘五郷の酒蔵巡りに。最初に山中教授のノーベル賞授賞の晩さん会で振るまわれて一躍有名になった福寿酒造の「神戸酒心館」を訪れる。建物の横に山田錦が栽培、展示されている。
「神戸酒心館」の入り口横で栽培されている収穫まじかの山田錦
福寿の純米大吟醸酒
我々が最初のゲストでゆっくりと利き酒、買い物ができると思っていたところ、大型バスの団体客が押し寄せたので、山田錦100%、精米度50%の純米大吟醸酒を購入し早々に退散する。
次に訪れたのは日本酒最大手の白鶴酒造の「白鶴酒造資料館」。この資料館は大正初期に建造され、昭和44年まで本店一号蔵として稼働したとのこと。昔の酒造りの様子が工程に従って蔵人の人形とともに分かりやすく再現されている。洗米工程は1階、麹室、醪仕込み等は2階に展示されている。
白鶴資料館2階の展示状況
見学後1階の利き酒コーナーで試飲。資料館限定の山田錦100%使用した特別純米原酒「蔵酒」を購入。
白鶴「蔵酒」
最後に菊正宗酒造記念館に。菊正宗酒造は創業1659年の老舗の酒造メーカー。古くは後醍醐天皇に酒を献上し、その時天皇より嘉納の名を賜ったとされている。
菊正宗酒造記念館前の宮水を汲み上げた井戸とはねつるべ
菊正宗酒造記念館に展示されている看板
嘉納家の本家酒造メーカーとして清酒業界を牽引してきた名門酒造メーカー。白鶴酒造も嘉納家の一門である。旧記念館は、阪神淡路大震災で全壊し、4年後に新築されている。ここでしか手に入らない限定酒大吟醸「ひやおろし」を購入した。
大吟醸「ひやおろし」
酒袋(ショップではこれを有効利用したバッグ、財布、座布団等が販売されている)
3つの酒蔵での日本酒の試飲で全員がほろ酔い気分に。昼食会場に行く前に、ポートアイランドの潮騒公園に。神戸学院大学の横にある公園からは、メリケンパーク、神戸市街、六甲山が見渡せる絶景ポイント。
潮騒公園からメリケンパーク、市街を望む
昼食をフラワーロードから少し東に入った「西村屋」で戴いた後、新神戸から帰る
皆と別れ、2日間の楽しかった神戸観光が終了。